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生産・製造向け

500万円未満の高性能な業務用3Dプリンター特集

これまで、試作品や治具の制作は、外部に委託していたため時間がかかっていましたが、3Dプリンターを使用することにより、必要なものを必要なタイミングで造形することが可能になりました。

近年、製造品自体が高精度なものが増えてきており、試作品や治具にも精度が求められる傾向にありますが、3Dプリンターも発展を遂げ、ミドルクラスの価格帯であっても、高精度の造形が可能な製品が続々と登場しています。高精度な試作品や治具を短期間で制作できるようになったことで、開発や製造自体の期間も短縮できるように変化してきています。

ここでは治具や試作品製造に向いた3Dプリンターを、ミドルクラス(500万円未満)とハイクラス(500万円以上)に分けて紹介します。公式HP(代理店公式HP含む)に試作品または治具造形が用途として明記され、かつ積層ピッチが0.05mm以下の高精度造形が可能な製品を、編集チーム独自の視点でまとめました。

【ミドルクラス】生産・製造向きのおすすめ3Dプリンター

アジリスタ[キーエンス]

積層ピッチ0.015mmで表面の段差が少なく、インクジェット方式を採用して高精細造形を実現しています。ネジ締めでも割れない高靱性もあり、さらに水溶性のサポート材を採用し、手間をかけず製作ができます。

製品スペック

MUTOH Value3D MagiX MF-2200D[MUTOH]

300mm四方の大型機でありながら、造形物の収縮・反りを抑制するヒーター付き成形テーブルなど、高精度な造形を実現するための機能を備えています。また2つのヘッドを搭載し、2色造型や異なる材料の造形もできます。

製品スペック

Raise 3D[Raise 3D]

低価格ながら高精度で、多種多様な材料に対応。積層ピッチが0.01mmと非常に細かく、様々な製作を可能にします。可動式デュアルヘッド、タッチパネルで使いやすさも追及し、試作のスピードも向上させます。

製品スペック

<Raise3D Pro2シリーズ>

<Raise3D ES>

Bellulo[システムクリエイト]

カスタマイズ性が高く優れた加工性のある3Dプリンター。幅広いニーズに応えられるように、さまざまなサイズが用意されています。

製品スペック

<Bellulo 200>

<Bellulo 400>

【ハイクラス】生産・製造向きのおすすめ3Dプリンター

INDUSTRIALシリーズ X5/X7[Markforged]

カーボンファイバー対応のデスクトップ型コンポジット積層3Dプリンターです。積層ピッチ0.05mmで広いワークスペースを持った本格的産業用。試作品から最終製品まで幅広く対応可能です。

製品スペック

FUNMAT[INTAMSYS]

大型造形も可能、熱収縮などで歪みやすいスーパーエンプラにも対応する多機能型3Dプリンター。医療分野や研究開発での試作品製作に向いています。

製品スペック

<FUNMAT HT>

<FUNMAT PRO>

3Dプリンターイメージ
500万円未満の高性能な3Dプリンター特集をチェック
       
3Dプリンターイメージ
           

近年の製造品の精緻化に伴い、500万円未満であっても、ハイエンドモデルに匹敵するような性能を備えたミドルクラスの3Dプリンターが、続々登場しています。
ここでは、500万円未満でありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。

       

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SPECIAL

500万円未満の
高性能な業務用3Dプリンター特集

近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。

ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細高強度短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。

▼左右にスクロールできます▼
▼上下にスクロールできます
製品名 積層ピッチ 最大造形サイズ
(W×D×H)
造形方式 材料などの特徴
アジリスタ
[キーエンス]

アジリスタ[キーエンス]の製品

引用元:キーエンス公式HP
https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/

公式HPで
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詳細を見る

0.015mm~ 297mm×210mm×200mm インクジェット方式

アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。

使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。

樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。

Mark Two
[Markforged]

Mark Twoの製品画像

引用元:Markforged公式HP:
https://markforged.com/jp/3d-printers

製品の特徴を
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0.1mm~0.2mm 350mm×132mmx154mm 熱溶解積層方式+
連続フィラメント方式

Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。

これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。

これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。

G-ZERO
[グーデンベルグ]

G-ZEROの製品

引用元:PR TIMES公式HP:GUTENBERG社製 プロフェッショナル3Dプリンター G-ZEROの販売開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000057289.html

公式HPで
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0.05〜0.250mm 250mmx210mmx200mm 熱溶解積層方式

G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます

短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。

高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。

■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。