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3Dプリンター活用技術検定とは
用途別3Dプリンター3選を
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この記事でわかること
- 3Dプリンター活用技術検定の概要や試験内容、合格基準
- 合格に向けた難易度の目安と、公式ガイドブックを活用した効果的な勉強方法
- 資格取得のメリット・デメリットと、実際の受験者のリアルな口コミ
立体的な造形物を手軽に作れる3Dプリンターの市場は、年々右上がりに拡大しています。そんな3Dプリンターを扱うための基礎知識や活用技術の有無を評価する「3Dプリンター活用技術検定」について調べました。試験の内容やメリット&デメリット、実際に受講した人達の口コミを紹介します。
3Dプリンター活用技術検定とは
3Dプリンター活用技術検定とは、一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)が主催している資格検定試験です。2017年からスタートした認定試験で、既に3Dプリンターを扱っているエンジニア、今後利用したいと考えている人、興味がある人などを対象に、造形方法や工程、CADデータの取り扱いなどの知識を評価します。
3Dデータに関する知識と技術が、今後さまざまな分野で必要だと予測されるなか、国内では扱う人材が不足しているのが現状です。この認定試験によって、3Dプリンターに関する正しい知識の普及、また活用技術の基準を高めることが可能になります。
受験対象者
3Dプリンター活用技術検定は、申し込みをすれば誰でも受験することができます。ただし、基本的には下記にある通り、既に3Dプリンターを使用しているエンジニアや、導入を検討している企業の担当者、就職予定の学生などが対象になるでしょう。
- 3DCADエンジニア
- 企業における3Dプリンター導入を担当する人
- 製造・建設・建築・設計・医療などに携わるエンジニア
- 製造業へ就職を希望する学生
- 個人的に3Dプリンターに興味のある人
参照元:3Dプリンター活用技術検定試験公式HP(https://www.acsp.jp/3dp/ind.html)
試験内容について
3Dプリンター活用技術検定は、CBT方式による多肢選択を用いた筆記試験(60問)を採用。60分間の試験時間内に、真偽方式と多肢選択の合計60問を回答します。試験内容は、試験実施年度版の公式ガイドブックに準拠して出題されます。以下は、2022年度3Dプリンター活用技術検定の試験内容です。
参照元:3Dプリンター活用技術検定試験公式HP(https://www.acsp.jp/3dp/ind.html)
(1)3Dプリンターの基礎知識
この項目は、3Dプリンターの造形材料、3Dプリンターの造形用データ、3Dプリンターの用途などが問われます。
(2)3Dプリンターの造形方法
材料押出(熱溶解積層)、液槽光重合(光造形)、材料噴射、指向性エネルギー堆積などについて問われます。
(3)3Dプリンターの活用
3Dプリンターを活用するときのポイントや事例、活用のノウハウ、注意点などについて問われます。
試験会場について
3Dプリンター活用技術検定の試験会場は、2022年12月現在、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の全国8エリアで実施されています。
今後、受験者が増加すれば、試験会場が増える可能性があるでしょう。
参照元:3Dプリンター活用技術検定試験公式HP(https://www.acsp.jp/3dp/ind.html)
合格基準は?
3Dプリンター活用技術検定の合格基準は、総合的な正解率が70%以上になります。
参照元:3Dプリンター活用技術検定試験公式HP(https://www.acsp.jp/3dp/ind.html)
3Dプリンター活用技術検定の難易度
検定ではガイドブック全体から幅広く出題される傾向にあります。テキストの内容を囲繞して出題してきたり、3Dプリンターを通常使用しているだけでは不要な知識も問題を出してきたりします。そのため試験対策は公式ガイドブック1冊を熟読しましょう。3Dプリンターを日常的に使っているならば、公式ガイドブックを2回ほど読破すれば十分合格が狙えると思います。そのため3Dプリンターを扱ったことがない、ほとんど触った経験がない人には難しい内容と感じる可能性があります。
3Dプリンターはまだ十分に社会で活用されている状況ではありません。それでも検定資格を取得することで社内調整をする上で有利になるでしょう。また社外とのやり取りでも説得力を発揮するかもしれません。企業勤めで製造部門に所属していなくとも、例えば企画部門ならこの資格を活用できる機会があるかもしれません。3Dプリンターの市場は拡大しつつあるので、業務で使用する機会があるなら資格を取得しても損ではないと思います。
合格率
平成30年度前期試験(平成30年9月9日実施)応募者:140名
受験者数 123名 合格者数 105名 合格率 85.4%
※参考データ
・平成29年度後期試験(平成30年2月18日実施)応募者:142名
受験者数 132名 合格者数 124名 合格率 93.9%
・平成29年度前期試験(平成29年9月10日実施)応募者:137名
受験者数 120名 合格者数 107名 合格率 89.2%
データ引用元:資格試験情報サイト「資格の難易度」 https://newtongym8.com/3dprinter.html
試験の開催頻度について
3Dプリンター活用技術検定は、前期(9月頃)と後期(2月頃)の年2回行われています。申し込みは試験実施日の約3カ月前から始まり、1カ月前に締め切られます。合否は検定試験後から約6週間後に、Webサイトで発表される流れです。
参照元:3Dプリンター活用技術検定試験公式HP(https://www.acsp.jp/3dp/)
3Dプリンター活用技術検定の勉強方法
3Dプリンター活用技術検定の勉強は、一般社団法人コンピュータ教育推進委員会が編集した公式のガイドブックを使うのがおすすめです。
3Dプリンターに関して書かれている書籍は他にもありますが、公式ガイドブックでは、基礎知識が網羅的に集約されており、かつ理解しやすく解説してあると評判です。実際の試験の出題も、こちらのガイドブックの章に沿って行われるので、検定試験合格のためには、このテキスト1冊をしっかりと学習することがポイントと言えるかもしれません。
3Dプリンター活用技術検定のメリット
検定用の学習をすることで、自分が使ったことのない造形方法の工程や後処理、材料、その特性など幅広い知識を身につけることができます。
3Dプリンター業界(装置、材料、ソフトウェアなど)の市場規模は、今後、大きく拡大すると予想されています。しかし国内では、3Dプリンターに関する知識と技術を活用できる人材が、十分ではない状況があります。この業界に興味がある場合は「3Dプリンター活用技術検定」を受験しておいて損はないでしょう。
3Dプリンター活用技術検定のデメリット
3Dプリンター活用技術検定の難点は、試験会場が少ないことです。2019年に試験が実施された場所は、全国でたったの6カ所だけです。会場のある都道府県以外に在住している人は、交通費だけでもかなりの出費になってしまうのがデメリットと言えます。
受験者の口コミ
基礎的知識が身につく!
「自分が使ったことのない造形方式や造形材料の特性など、基礎的な知識が深まってよかった。3Dプリンターの取り扱い方法が詳しくなるので、持っていて損はしない検定試験だと思う」
難易度は決して高くない
「仕事で日常的に3Dプリンターを扱っているなら、試験対策をしなくても合格できるんじゃないか、という難易度。試験時間は1時間だったけど、半分の時間で解けるレベルだった」
公式ガイドブックでの学習がおすすめです
「公式ガイドブックは、3Dに関する知識が分かりやすく網羅されているので、試験を受けるにあたりとても役に立ちました。ガイドブックの設問がそのまま試験に出題されたものあったので、テキストを使った勉強がおすすめです」
受験料が高いかも…
「役に立つ資格試験かもしれないが、受験料の8,000円はちょっと高いんじゃないかな…と思いました」
大きなシェアが見込まれる業界!興味があるなら受験しよう
3Dプリンターは製造、建設設計、ヘルスケア業界だけでなく、今後はレジャー業界へも普及するだろうと言われています。この業界に興味があるのであれば、3Dプリンターの幅広い知識があると認定される「3Dプリンター活用技術検定」を取得しておいて損はないでしょう。
よくある質問
Q1
3Dプリンター活用技術検定は、実務担当者に何を確認する試験ですか?
A
造形材料、データ、主な造形方式、活用工程などの基礎知識を体系的に確認する試験です。現場経験があっても、使ったことのない方式や材料の特徴は学び直す必要があります。共通用語を持つことは、設計と購買の相談にも役立ちます。受験資格に特別な制限はありません。
装置の操作経験だけでは触れにくい方式も学べるため、導入担当者や設計・製造担当者が共通の用語を身につける目的に合います。
Q2
未経験でも受験できますか。合格に向けて何を優先して学びますか?
A
未経験でも受験できますが、方式名だけの暗記では材料や後工程の違いを判断しにくくなります。方式ごとに『得意な形状・材料・後処理』を一組で覚えると、試験問題でも実際の機種選定でも混同しにくくなります。まず公式ガイドブックの最新版で、各方式の材料、得意な形状、必要な後処理を比較して学びます。
実機に触れられない場合も、造形から仕上げまでの流れを図にすると理解が進みます。
Q3
試験の形式や合格基準は、どこを確認すればよいですか?
A
実施年度の試験概要を確認してください。問題数と合格率だけでなく、受験に必要なウェブカメラと通信環境も合否以前の条件です。申し込み前に利用予定の端末で動作確認をします。公式の2026年度案内では、カメラ監視付きのオンライン試験で、60問・60分、総合70%以上が合格基準です。
受験方式は過去の会場受験案内と異なるため、申込前に当年度の案内と使用するパソコンの推奨環境を確認する必要があります。
Q4
公式ガイドブックは、どのように使うと実務にも役立ちますか?
A
方式ごとの章を読むだけでなく、自社で作りたい部品に当てはめて比べると役立ちます。例えば透明な外観試作と荷重を受ける治具で方式の優先順位を書き分けると、単なる暗記ではなく使い分けが身に付きます。材料、造形サイズ、精度、後処理、コストを同じ表に並べ、なぜその方式を選ぶか説明できる状態にします。
試験問題の対策と、導入候補を評価する視点を同時に整理できます。
Q5
資格を取れば、業務用3Dプリンターの機種選定を任せられますか?
A
資格は基礎知識を示す材料になりますが、機種選定には自社部品の評価が別に必要です。資格を持つ担当者がいても、寸法測定や材料試験を省けるわけではありません。装置の選定には社内で作る実部品の評価結果が必要です。必要な性能、材料、設置、保守を整理し、候補機で代表部品を造形して判断します。
資格学習で得た用語を、設計・製造・購買が同じ条件で話すために使うと実務に結び付きます。
Q6
受験申込前に、費用や受験環境で何を確認しますか?
A
受験料、申込期間、受験方式、カメラ・通信環境、公式ガイドブックの版を当年度の案内で確認します。2026年度は前期と後期で申込期間が異なります。会場受験を想定した古い資料を使うと、機器の準備が間に合わないおそれがあります。過去の記事には会場受験や旧料金が残っている場合があります。
社内で複数人が受けるなら、学習時間と受験環境を確保し、業務で学んだ内容を共有する方法も決めておくとよいでしょう。