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G-ZERO L1は、株式会社グーテンベルクが提供している業務用3Dプリンターです。株式会社グーテンベルクは、3Dプリンターの開発や培った開発力を活かした3Dプリント・リバースエンジニアリング・金属加工などを行っています。
ここでは株式会社グーテンベルクが提供するG-ZERO L1の特徴やスペックを紹介します。
G-ZERO L1は、パーツそれぞれの剛性や精度を高め、大型モデルでも高速で高精度な造形をかなえる業務用3Dプリンターです。スタンダードモデルの2倍に拡大した造形エリアで、さまざまなシーンで活用できます。
G-ZERO L1の設計・製造は、東京都蒲田の町工場で行うことは、株式会社グーテンベルクのこだわりです。国内での設計・製造により、お客様からの声をすぐに反映し、迅速に届けることができます。
またトラブルが発生した場合も、お客様の生産体制に大きな影響を与えることなく、素早く対応できるのが特徴です。
品質が劣化する原因になる湿気をなくすための除湿ユニットを搭載しています。フィラメントを湿気から守り、安定した出力が可能です。
PPS・PAなどの素材が利用でき、さらに大塚化学(株)のPOTICON FILAMENTの使用による、射出成形品に近い強度が得られるのがポイント。より高い強度を求める際の製作に適しています。
G-ZERO L1の具体的な導入事例について紹介します。
POTICON ESD PPSを使用し、帯電防止性能を備えた半導体搬送トレーの製造に使用されています。トレー形状は反りが出やすいものの、高い寸法精度を誇るG-ZERO L1で正確な寸法での製造が可能です。
会社名 | 株式会社グーテンベルク |
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所在地 | 東京都大田区東蒲田2-1-15 |
URL | https://gutenberg.co.jp/ |
電話番号 | 03-6386-2549 |
営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
---|---|---|---|---|
アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。