公開日:|更新日:
3Dプリンターの正規代理店での購入について、また代表的な3Dプリンター代理店のサポート内容について紹介します。
3Dプリンターについて色々調べてみたものの、複数の代理店で販売されている製品や平行輸入品を販売している会社もあり、いざ購入となるとどこで買ったらいいのかわからないという人も多いです。3Dプリンターは以前よりも安価になったとはいえ安い買物ではありません。少しでも安く手に入れたいと考えるのはわかりますが、それは危険です。3Dプリンターは正規代理店で購入するようにしましょう。特に始めて購入するなら正規代理店での購入を検討するとよいでしょう。
3Dプリンターは海外製品が多く、日本語説明書がないことも多いです。購入したもののマニュアルが英語で操作方法がわからず設定すらできなかった、操作パネルが日本語でなく意味がわからなかった、非正規代理店で購入したらユーザーサポートがなかったなどという話も良く聞かれます。また不良品や故障があっても、正規代理店でない場合、メーカーに対応してもらえないこともあります。
正規代理店で購入すれば、そういう心配はありません。セッティングから運用に至るまでサポート体制やアフターサービスが充実しているので安心です。
3Dプリンター正規代理店のサポートにはどのようなものがあるのでしょうか?サポートに定評のあるリコージャパン株式会社、キヤノン株式会社のサポート例をご紹介します。
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
---|---|---|---|---|
アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。