公開日:|更新日:
シェアNo1(※)の3Dプリンターメーカー、ストラタシスの「fortus」について、商品の特徴を調べました。
Stratasysはアメリカに本拠を構えている3Dプリンター専業メーカーで、3Dプリンターで多くの世界シェアを持っています。Stratasysでは熱溶解積層方式の3Dプリンター「FDM方式システム」のモデルと、インクジェット方式の3Dプリンター「Polyjet方式システム」のモデルのラインアップが揃っています。Fortusは「FDM方式システム」の3Dプリンターで、高い耐久性と耐熱性と持っている高性能なモデルになります。
FortusはStratasysが販売する3Dプリンターの中でも大型造形機にあたります。Fortus250mcだけは中型造形機に含まれ、オフィスにも置けるサイズです。中型ながら積層ピッチも三段階で選ぶことができ、より精巧な造形を実現できます。全9色のABSPlusを材料に採用することで、表現豊かな造形も可能になっています。
Stratasysが特許を持つ「熱溶解積層法」は、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂、PC/ABSアロイ、ULTEM樹脂などさまざまな素材を使用できるのが特徴です。本物のプラスチックを使用できるため、試作品だけでなく最終製品や部品に近い造形物の製作が可能。幅広いもの作りに活躍するモデルです。
※FORTUS 380mc、FORTUS 250mcの情報は2022年12月時点で公式サイトで確認できませんでした。現在は販売が終了している可能性がございますので、詳細はメーカーや販売会社にお問い合わせください。
Stratasysの3Dプリンターは世界中で愛用されていて、日本国内でも販売開始から20年以上と実績があり、確かな信頼があります。学校・研究・歯科・コンシューマ製品・医療・設計・生産など、さまざまな業界でStratasysの3Dプリンターが活躍しています。
会社名 | 丸紅情報システムズ |
---|---|
所在地 | (東京本社)東京都中央区新川2-26-3 住友不動産茅場町ビル2号館8階 (大阪営業所)大阪府大阪市中央区城見1-3-7 松下IMPビル19F |
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
---|---|---|---|---|
アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。