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三菱電機から発売されている、様々な造形モデルの製作に活用可能な2つの金属3Dプリンターについて、製品の特徴やスペックなどをまとめています。
三菱電機から発売されている金属3Dプリンターは2種類あります。
指向性エネルギー堆積方式を採用した「ワイヤ・レーザ金属3Dプリンタ AZ600」では、DED方式でレーザー光を熱源とし、高速な積層造形を可能にしています。
また、ワイヤとレーザーを組み合わせることにより、高緻密、高品質な造形物を製作できます。
材料は市販の溶接ワイヤを使用し、飛散を抑えた仕様。高効率かつ、使用者や環境にも優しい造りとなっています。
自動車や航空機の部品製造、そのほか様々なものづくりに活用できます。
「電子ビーム金属3Dプリンタ EZ300」は、パウダーベッド方式を利用し、積層造形に適した3Dプリンタです。
電子ビームの出力や走査速度、ビーム経などを造形物に合わせて適正化させることが可能となり、幅広い金属部品の製作ができます。
また、一般的な積層造形装置と比べ、出力が高いことからスピーディな加工が可能となっています。
さらに、三菱電機の調べによると1,000時間以上の加熱時間記録を有し、長時間の連続造形を可能にしています。
三菱電機では電子ビーム加工機の開発・製造を50年以上続けており、これまで製造現場や研究施設などに1,500台以上の装置を導入しています。
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会社名 | 三菱電機株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル |
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
---|---|---|---|---|
アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。