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3Dプリンターの代行サービス
用途別3Dプリンター3選を
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この記事でわかること
- 初期費用や設備管理コストを抑えられる3Dプリンター代行サービスのメリット・デメリット
- データ作成から見積もり・発注・納品までの代行サービス利用の具体的な流れ
- 産業用パーツからフィギュアまで対応可能な素材の種類や実際の製作事例
3Dプリンターを購入する場合、個人用であれば1万円台から20万円以上のものまで様々あります。
以前と比べれば安価で購入可能ですが、安いものは品質が安定しないことがあり、また高額なものを購入してもあまり使わないといったこともあるかもしれません。
さらに業務用になると数百万円以上する上に諸経費などもかかってきますので、一個人はもちろん企業であっても導入は容易ではありません。
そこで検討したいのが、3Dプリントを代行するサービスです。このページでは、3Dプリンター代行サービスについて解説していきます。
個人でも気軽に利用できる3Dプリンター代行サービス
3Dプリンターは、本体の性能はもちろん素材なども向上している他、高品質で且つ小ロットの個別生産が可能となっており、それに伴って代行サービスも増えてきています。
そして代行サービスを利用する際には、3D-CADや3D-CGで作ったプリント用3Dデータを渡すだけで見積もりをしてくれるなど、気軽に利用できる点も大きな特徴といえるでしょう。
とはいえ3Dプリンター代行サービスの利用にはメリットだけでなくデメリットもあるようです。
3D代行サービスのメリット
3Dプリンター代行サービスを利用する最大のメリットは、プリンター本体や3Dソフトの費用、出力に必要な素材、ランニングコスト、メンテナンス費用が一切かからないことです。
また小ロットでの出力も可能であることから、「とりあえず試作品を作りたい」「あまり在庫を抱えたくない」という方にはぴったりのサービスといえます。
3D代行サービスのデメリット
試作品や単発での利用であれば代行サービスを利用するメリットは高いですが、一方で複数回の発注や大量生産の場合、利用すればするほど費用がかかってしまい、最終的に本体購入よりも高くついてしまう可能性があります。
そのため、大量生産の目処がたった段階で自前での生産に切り替えるなどの対応が必要になるでしょう。
3D代行サービスの大まかな流れ
依頼から納品までの流れは代行サービスによって異なりますが、一般的には以下のような流れになります。
- 問い合わせ
代行サービスのホームページから問い合わせるか、もしくは会員登録後に3Dデータをアップロードします。
- 見積もり
代行サービス側で内容を確認後、対応可能かどうか、さらに利用する際の費用の見積もりを出してくれます。当然ながら製作物の体積によって費用が上がりますので、見積もりの段階で予算オーバーであれば、リサイズしたデータを送り直すことも可能です。また、パーツが小さすぎたり薄すぎたりした場合に、破損する可能性がある点なども事前に連絡してくれます。
- 契約・支払い
依頼内容に問題がなければ、カードなどで支払いの上、契約が成立します。
- 発送・受け取り
代行サービス側でデータ出力を行ない、概ね3~5日程度で納品となります。
3Dデータの製作から対応は可能?
多くの3Dプリンター代行サービスで、平面図やイラストから3DCADデータを有料で作成したり、実物をスキャンして3Dデータ化するなどのサービスを行なっています。
その際は、イラスト・図面・写真・実物などの資料を送って3Dデータを作成してもらい、併せて試作の見積もりを提出してもらうことになります。
3Dデータ作成費用については各代行サービスによって異なりますが、高品質な3Dデータで概ね1万円~となっています。
産業用(工業用)のパーツ・製品にも対応できる
3Dプリンター代行サービスの中には、工業用ハイエンド3Dプリンターを使用することで、プロトタイプだけでなく産業用(工業用)のパーツ・製品といった工業向け3D造形を得意としている業者もあります。
産業用・工業用パーツの発注にあたっては、高強度・柔軟性・耐候性・耐薬品性・高靱性・難燃性・汎用性・質感・中空構造といった用途の他、耐熱温度や色など、より細かく指定できることが多いです。
また、使用できる素材も多く、金属・カーボン・シリコン・高精細アクリル樹脂・ABSライク樹脂・PPライク樹脂・ナイロン樹脂・ゴムライク樹脂・ワックス樹脂・透明樹脂など、用途に合わせた選定も可能となっています。
3Dデータについても、.stl、.step(.stp)、.iges(.igs)、.dxf、.dwf、.dwg、.obj、.fbx、.wrlといった中間ファイル形式の他、.CATPart、.3ds、.ma、.c4d、.blend、.modelなどのネイティブデータ形式にも対応する業者も多くあります。
実際の製作事例
ロボットアームカバー
一般的なエンジニアリングプラスチックとして利用されているABS樹脂で作られたロボットアームカバー。ABS樹脂は耐久性・汎用性・加工性が高く、電気を使う製品や自動車のパーツなどで多く用いられています。
試作・量産ともに対応でき、また着色を行なうことができるため、よりデザイン性の高い造形物を作るのに適しています。
参照元:DDD FACTORY®(https://www.ddd-factory.jp/material/5990/)
パーツ
使用されているPEKK(ポリエーテルケトンケトン)は、強度・耐熱性・強靭性に優れており、さらに耐摩耗性・耐薬品性・耐放射線性・低ガス放出特性といった様々な特徴を持ち合わせています。
1kgあたり約1万円という非常に高価な素材のためあまり一般的には流通しておらず、航空機部品や宇宙船パーツなどで採用されています。
参照元:DDD FACTORY®(https://www.ddd-factory.jp/material/7012/)
フィギュア
1,000万色以上の色彩表現が可能なフルカラープリンターによって製作されたフィギュアです。
耐久性・耐水性が高く、経年劣化が起こりにくいアクリル系樹脂を使用。表面のみ着色していますが、水に触れても変色の心配がなく、また髪の毛や指など細かいディテールを再現できることから、建築模型やミニチュアなどの造形にも多く用いられています。
参照元:3Dayプリンター(https://3day-printer.com/material/fullcolor-resin)
コスプレグッズ
無色に近い透明樹脂を使用。造形直後は積層痕が残りますが、研磨およびクリア加工を施すことで透明な造形物に仕上げることができます。
滑らかな質感で加工しやすく、また寸法安定性にも優れており、模型やアクセサリー、ボトルの試作、さらにウィンカーレンズなどにも用いられる素材です。
参照元:3Dayプリンター(https://3day-printer.com/works/cosplay-fire)
よくある質問
Q1
造形代行を使うと、機器を購入するよりどの費用を抑えられますか?
A
本体購入、保守、設置設備などの初期負担を抑えられます。依頼ごとに材料や方式を変えられる点は、用途がまだ定まらない時期に役立ちます。反面、社内ですぐに設計を直して再造形する機会は少なくなります。一方、依頼ごとの造形費、送料、修正の往復時間がかかります。
試作が少量・不定期なら利用しやすく、頻繁に設計を変える場合は内製の方が早いこともあります。直近の依頼件数と年間の見込み数量で、納期と総費用を比較してください。
Q2
試作から小ロット製造まで、同じ造形代行先へ依頼し続けてもよいですか?
A
可能ですが、試作と製造では確認点が異なります。一度の試作が良くても、再注文時に材料や造形方向が変われば寸法がずれる場合があります。継続供給に必要な記録項目を合意します。量産に近づくほど、材料ロット、寸法のばらつき、検査記録、再注文時の条件固定が重要です。
試作段階から必要数量と品質基準を伝え、同じ条件で繰り返し供給できるか確認します。継続依頼と内製の費用も、後処理や検査を含めて比較すると判断できます。
Q3
3Dデータがなく、図面や写真だけでも造形代行へ相談できますか?
A
相談はできます。写真しかない場合は、どの寸法を優先して合わせるかを示さないと見た目だけのモデルになりやすいです。機能する部品か展示用かも伝えます。ただし、写真だけでは正確な寸法や見えない面が分からないため、モデリングの追加作業が必要です。
現物、寸法入りの図面、相手部品、用途、重要な公差を用意すると見積もりが具体的になります。データ作成費と修正範囲、完成したデータの受け取り可否も確認してください。
Q4
造形代行の納期を見積もる際、プリント時間以外に何が必要ですか?
A
データ確認、造形枠の空き、サポート除去や洗浄、仕上げ、検査、配送を含めて確認します。大型品の分割・接着や塗装を希望するなら、その工程の待ち時間も必要です。納品時に完成状態なのか、社内で後加工するのかを区別します。形状修正が必要なら、その往復も納期に加わります。
希望日だけでなく、用途と必要な仕上がりを伝え、見積書に含まれる工程を明確にすると、受け取り後の追加作業を見込みやすくなります。
Q5
強度や耐熱性が必要な部品を代行で依頼するとき、何を伝えますか?
A
材料名だけでなく、かかる荷重、温度、薬品、使用期間、必要な寸法を伝えます。引張強度の数値だけでは、締結部や薄肉部分の破損は分かりません。図面上で力がかかる位置を示すと、造形方向や後加工の提案を受けやすくなります。造形方向や後処理によって性能が変わるため、評価に使うのか実使用するのかも明確にします。
重要部品なら候補材料の試験条件を確認し、代表部品を実際の使用条件で評価してから採用します。
Q6
フルカラーや透明の造形を依頼するとき、完成イメージをどう共有すればよいですか?
A
色は光沢や照明、透明感は肉厚と表面仕上げで印象が変わります。透明部品は研磨やコーティングで見え方が変わり、費用も増えます。色見本や透過イメージを共有し、仕上げの範囲を見積書に含めます。色見本、希望する透け方、見る距離と照明、優先する面を伝えてください。小さな見本を先に作り、仕上げ加工の有無を確認すると、完成品との認識違いを減らせます。