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【500万円以上】造形サイズ別3Dプリンター
用途別3Dプリンター3選を
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この記事でわかること
- 3Dプリンターの造形サイズ選びにおける注意点とパーツ分割造形のメリット
- 500万円以上のハイクラス業務用3Dプリンターのサイズ別(100mm未満〜500mm以上)おすすめ機種
- 医療、航空宇宙、大型立体広告など、高精度・高耐久が求められる用途に応じた製品スペック
3Dプリンターを選ぶ時に、大きな物を作るなら造形サイズが大きい3Dプリンターが良いという人が多いですが、実際に造形をする時に造形サイズが大きいということは、あまり問題にはなりません。かえって大きな物を造形すると、歪んだり、そったり、高い精度が得られないこともあります。また時間もかかるので、造形途中でマシンエラーによって製造が止まる、思った通りの造形ができないということも起きます。大きい物を作る時には小さい構成パーツに分割して造形する方が高い精度を得られるということもあるので、業務用3Dプリンターを選ぶ時には用途に合わせて選ぶようにしましょう。
こちらでは500万円以上のおすすめ業務用3Dプリンターを造形サイズ別に紹介します。公式HP(販売代理店公式HP含む)に造形サイズ及び用途に関する記載のある主な製品を、編集部独自の視点で紹介していますので、参考にしてみてください。
100mm未満
DWSシリーズ DigitalWax 028J[DWS Systems]
20種類以上の樹脂が使用できるため精細なデザインが要求されるジュエリー製作や歯科医療の現場、精密部品製造に向いています。
製品スペック
- 造形サイズ:65×65×90mm
- 本体寸法:380×515×733mm
- 重量:56kg
- 積層ピッチ:0.01mm~0.1mm
- 造形方式:光造形
- 対応素材(材料):ABSライク、PPライク、ゴムライク、耐熱樹脂、セラミック系樹脂、アクリル系樹脂など20種類以上
200~300mm
ProJet MJP 2500/2500W[3D Systems]
コンパクトサイズでオフィスに設置可能な産業用3Dプリンター。手のひらより大きいサイズの造形にも対応、試作パーツの成形におすすめです。
製品スペック
<ProJet2500>
- 造形サイズ:295×211×142mm
- 本体寸法:1120×740×1070mm
- 重量:211kg
- 積層ピッチ:0.032mm
- 造形方式:MJP(インクジェット方式)
- 対応素材(材料):アクリル系樹脂
<ProJet2500W>
- 造形サイズ:295×211×142mm
- 本体寸法:1120×740×1070mm
- 重量:211kg
- 積層ピッチ:0.016mm
- 造形方式:MJP(インクジェット方式)
- 対応素材(材料):WAX
INDUSTRIALシリーズ[Markforged]
カーボンファイバー対応のデスクトップ型コンポジット積層3Dプリンター。Markforgedのデスクトップシリーズの中でも最小0.05mmの積層ピッチ、広いワークスペースを備える生産性重視の本格的な工業向け3Dプリンターです。
製品スペック
<X5>
- 造形サイズ:330x270x200mm
- 本体寸法:584x483x914
- 重量:48kg
- 積層ピッチ:50μm, 100μm, 125μm, 200μm
- 造形方式:材料押出堆積法/FDM
- 対応素材(材料):ONYX(オニキス)、ファイバーグラス
<X7>
- 造形サイズ:330x270x200mm
- 本体寸法:584x483x914
- 重量:48kg
- 積層ピッチ:50μm, 100μm, 125μm, 200μm, 250μm(Turbo)
- 造形方式:材料押出堆積法/FDM
- 対応素材(材料):ONYX(オニキス)、ファイバーグラス、HSHTファイバーグラス、ケブラー、カーボンファイバー
VECTOR 3SP[EnvisionTEC]
9種類の素材を使用でき、表面の状態や精度を維持しながら高速加工できる独自技術3SPによって複雑形状にも対応。大型造形や自動車部品など工業用製品の製造に向いています。
製品スペック
- 造形サイズ:300x200x275mm
- 本体寸法:82x87x158cm
- 重量:207Kg
- 積層ピッチ:0.05/0.075/0.1mm
- 造形方式:光造形方式(SLA)
- 対応素材(材料):ABS 3SP Tough White / ABS Hi-Impact Gray 3SP / E-Model Light 3SP / E-Glass 3SP V2
OBJETシリーズ Objet30 pro[Stratasys]
複合材料モードで樹脂を混ぜ合わせて120種類の材料が使用でき、デジタルマテリアル、マルチカラーに対応しているので、さまざまな場面で使用できます。
製品スペック
- 造形サイズ:294×192×148.6mm
- 本体寸法:825×620×590mm
- 重量:93kg
- 積層ピッチ:0.028~0.016mm
- 造形方式:インクジェット
- 対応素材(材料):VeroClear RGD810 (硬質/透明)、VeroWhitePlus RGD835 (硬質/白)、VeroGray RGD850 (硬質/グレイ)、VeroBlue RGD840 (硬質/青)、VeroBlackPlus RGD875 (硬質/黒)、Rigur RGD450 (PPライク/白) 、RGD525 (高耐熱/白)
EOS M 290[EOS]
粉末の金属をレーザーで溶融、1層ずつ固めて造形する金属3Dプリンター。高い精度・解像度、表面品質にも優れ、試作品から最終製品まで生産可能です。
引用元:eos e-Manufcturing Solutions<https://www.eos.info/eos-m290>
製品スペック
- 造形サイズ:250×250×325mm
- 本体寸法:2,500×1,300×2,190mm
- 重量:約1,250kg
- 積層ピッチ:0.02~0.06mm(使用する材料によって異なる)
- 造形方式:粉末積層造形法
- 対応素材(材料):マルエージング鋼、ステンレス、コバルトクロムモリブテン、チタニウム合金、ニッケル基調合金、アルミニウム
HP Jet Fusion 3D 4200[HP]
速い造形スピードと稼働時間引上げにより大幅に生産性が向上、温度管理とレイヤーごとの造形コントロールで高品質な造形が可能です。
※この機種は販売終了しています。2022年12月調査時点
製品スペック
- 造形サイズ:380×284×380 mm
- 本体寸法:2210×1200×1448 mm
- 重量:750kg
- 積層ピッチ:0.08 mm
- 造形方式:HP Multi Jet Fusion テクノロジー
- 対応素材(材料):PA11/PA12グラスビーズ、エラストマーなどのサーモプラスチック素材
300~400mm
FORTUSシリーズ[Stratasys]
多くの世界シェアを持つアメリカStratasysのFDM方式3Dプリンター。高い耐熱性と耐久性を持つ高性能モデルで試作品から最終製品まで製作できます。
製品スペック
<FORTUS 380mc>
- 造形サイズ:355×305×305mm
- 本体寸法:1270×902×1983mm
- 重量:680kg
- 積層ピッチ:0.127~0.33mm
- 造形方式:熱溶解積層
- 対応素材(材料):ABS-M30、ABS-ESD7、ASA、PC、NYLON12
<FORTUS 450mc>
- 造形サイズ:406×355×406mm
- 本体寸法:1270×901.7×1984.4mm
- 重量:680kg
- 積層ピッチ:0.127~0.33mm
- 造形方式:熱溶解積層
- 対応素材(材料):ASA、ABS-M30、ABS-M30i、ABS-ESD7、PC、PC-ISO、PC-ABS、Nylon12、Nylon12 CF、ULTEM9085、ULTEM1010、Antero 800NA、ST-130
Jupiter-E[FLASHFORGE]
最小積層ピッチ50ミクロンの高精度な業務用大型3Dプリンター。反りの発生を防ぐ技術により大型サイズの造形が可能なので高い精度を必要とする医療分野や宇宙開発分野などで活躍しています。
製品スペック
- 造形サイズ:350×350×460mm
- 本体寸法:622×602×871mm
- 重量:50kg
- 積層ピッチ:0.05mm~
- 造形方式:FDM方式
- 対応素材(材料):径2mm大型専用PLAフィラメント
APOLLO[APPLE TREE]
水冷式エクストルーダーを採用することでスーパーエンプラ加工を長時間精度を落とさずに続けられる3Dプリンター。さまざまな試作品を大量に製造したいメーカー向きです。
製品スペック
- 造形サイズ:310×310×480mm
- 本体寸法:624×702×1620mm
- 重量:80kg
- 積層ピッチ:0.05mm~0.2mm
- 造形方式:FDM(熱溶解積層方式)
- 対応素材(材料):PEEK, ULTEM, PPSU, PA, PC, ABS, ASA,PETG, HIPS, TPU, PLA, PVA など
Rapid Meister ATOMm-4000[CMET]
ATOMm-4000はハイエンドマシンながらリーズナブルな光造形ができます。
製品スペック
- 造形サイズ:400×400×300mm
- 本体寸法:1565×1050×1860mm
- 重量:550kg
- 積層ピッチ:0.025mm~
- 造形方式:光造形
- 対応素材(材料):レジン
400~500mm
EOS M 400-4
粉末の金属をレーザーで溶融、1層ずつ固めて造形する金属3Dプリンター。高い精度・解像度、表面品質にも優れ、試作品から最終製品まで生産可能です。
製品スペック
- 造形サイズ:400×400×400mm
- 本体寸法:4,181×1,613×2,355mm
- 重量:4,835kg
- 積層ピッチ:0.04mm~
- 造形方式:粉末積層造形法
- 対応素材(材料):ニッケル基調合金、マルエージング鋼、ニッケル基超合金、アルミニウム、チタニウム合金、純チタニウム、ステンレス鋼
500mm以上
Rapid Meister ATOMmシリーズ[CMET]
ATOMm-8000は造形エリアが広いので大型モデルも一体造形が可能です。
製品スペック
<ATOMm-8000>
- 造形サイズ:800×600×400mm
- 本体寸法:1900×1190×2170mm
- 重量:1,200kg
- 積層ピッチ:0.05mm~
- 造形方式:光造形
- 対応素材(材料):レジン
Stratasys F900[Stratasys]
一般的な3Dプリンターよりサイズが大きく大型部品製造にも対応可能。航空機用内装部品、金型部品、自動車部品など大型工業用樹脂製品に向いています。
製品スペック
- 造形サイズ:914.4×610×914.4mm
- 本体寸法:2772×1683×2027mm
- 重量:2861kg
- 積層ピッチ:0.127~0.508mm
- 造形方式:FDM方式
- 対応素材(材料):PC-ABS、PC-ISO、PC、FDM Nylon 6、FDM Nylon 12、Antero 800NA、Antero 840CN03、PPSF、ULTEM™ 9085、 ULTEM™ 1010、FDM Nylon 12CF、ST-130
Jupiterシリーズ[FLASHFORGE]
最小積層ピッチ50ミクロンの高精度な業務用大型3Dプリンター。反りの発生を防ぐ技術により大型サイズの造形が可能なので高い精度を必要とする医療分野や宇宙開発分野などで活躍しています。
※下記3つの製品の情報は2022年12月時点で公式サイトで確認できませんでした。現在は販売が終了している可能性がございますので、詳細はメーカーや販売会社にお問い合わせください。
製品スペック
<Jupiter(ジュピター)-I>
- 造形サイズ:500×500×500mm
- 本体寸法:773×753×901mm
- 重量:68kg
- 積層ピッチ:0.05mm~
- 造形方式:FDM方式
- 対応素材(材料):径2mm大型専用PLAフィラメント
<Jupiter(ジュピター)-C>
- 造形サイズ:600×600×600mm
- 本体寸法:930×990×1080mm
- 重量:78kg
- 積層ピッチ:0.05mm~
- 造形方式:FDM方式
- 対応素材(材料):径2mm大型専用PLAフィラメント
<Jupiter(ジュピター)-G>
- 造形サイズ:800×600×1200mm
- 本体寸法:1221×973×1843mm
- 重量:180kg
- 積層ピッチ:0.05mm~
- 造形方式:FDM方式
- 対応素材(材料):径2mm大型専用PLAフィラメント
Massivit[Massivit 3D Printing Technologies Ltd.]
一般的な3Dプリンターでは実現できないような大型造形ができ、1時間辺り35cmと高速造形を実現。大型の立体広告やディスプレイ製作などに向いています。
製品スペック
<Massivit1800/1800pro>
- 造形サイズ:1170x1450x1800mm
- 本体寸法:3100x2200x2800mm
- 重量:2500kg
- 積層ピッチ:要問合せ
- 造形方式:光造形(UV硬化)
- 対応素材(材料):Dimengel 100( 遮光缶 19kg):UV 硬化樹脂材料 (白)
<Massivit1500>
※この機種は販売終了しています。2022年12月調査時点
- 造形サイズ:1170x1450x1500mm
- 本体寸法:3100x2200x2800mm
- 重量:2500kg
- 積層ピッチ:要問合せ
- 造形方式:光造形(UV硬化)
- 対応素材(材料):Dimengel 100( 遮光缶 19kg):UV 硬化樹脂材料 (白)
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よくある質問
Q1
1メートルを超えるモックアップは、一括造形と分割造形のどちらが向いていますか?
A
造形範囲だけでなく、外観・強度・運搬・仕上げを含めて選びます。継ぎ目を見せたくない場合は一括造形が候補になりますが、造形時間や反り、失敗時の作り直しも考慮します。分割する場合は接合位置が外観や荷重に与える影響を確認します。展示用なら継ぎ目を後加工で隠せる場合がありますが、動かす製品なら接合部の剛性や安全性を確認します。完成後に人が運べる寸法・重量かも判断材料です。
設置場所と搬入経路も含め、完成品をどこで組み立てるか決めてから分割位置を設計してください。
Q2
大型機の公称造形サイズいっぱいまで、部品を配置できますか?
A
公称サイズいっぱいに配置できるとは限りません。造形方向、サポート、ベースへの固定、機種ごとの有効範囲、造形後の取り出し方法を考慮します。大きな平板では端部の反り、背の高い形状では支持の安定性が問題になりやすくなります。限界サイズのカタログ値と、必要品質で使える寸法は分けて考えます。
大型部品では、造形位置による反りや寸法差も確認が必要です。最大部品を実際の向きで配置し、後処理まで含めて収まるか確かめてください。
Q3
大型3Dプリンターを導入するとき、機械本体以外に設置面で何を確認しますか?
A
本体寸法・重量だけでなく、搬入経路、床の耐荷重、電源、温度・換気条件、材料や後処理設備の置き場所を確認します。床面積だけでなく、材料供給、洗浄・粉末除去、仕上げの作業区域が必要です。完成品を室外へ運ぶ動線も、装置の搬入経路と同時に確認します。
大型機では、造形機を置けても材料交換や造形品の取り出しに必要な作業スペースが不足することがあります。導入予定の部屋を実測し、搬入から造形後の検査までの動線を確保してください。
Q4
航空機や自動車向けの大型部品では、造形サイズ以外に何を仕様へ含めますか?
A
材料規格、必要な性能、重要寸法、検査方法、後処理、使用環境を仕様に含めます。大型部品は、造形できることと要求品質を満たすことが別の確認になります。大型であるほど、形状全体の寸法安定と部分ごとの性能を両立する確認が必要です。指定材の認証やトレーサビリティが必要なら、造形条件と検査記録の管理方法も検討します。
まず適用される規格や社内基準を整理し、代表部品で造形から検査までの工程を評価してから、設備能力を選んでください。
Q5
500万円以上の大型機は、最大の部品サイズに合わせて選べばよいですか?
A
最大寸法だけで選ぶと、設備を十分に活用できない場合があります。実際に作る部品のサイズ分布、年間数量、一括造形が必要な理由、後処理能力、設置条件も選定に関わります。例外的に作る最大部品だけで大型機を買うと、普段の小さな部品では稼働率が低くなる場合があります。その部品を分割・外注する場合とも比較します。
まず代表部品を小・中・大に分けて造形頻度を整理し、最大サイズの部品だけでなく日常的な造形にも合う設備か確認してください。