公開日:|更新日:
SILICOM(シリコム)は、ホッティーポリマー株式会社が提供している業務用3Dプリンターです。ホッティーポリマー株式会社は、3Dプリンターのトータルサービスの提供や、ゴム・樹脂の押出製品の提案などに取り組んでいます。
ここではホッティーポリマー株式会社が提供するSILICOM(シリコム)の特徴やスペックを紹介します。
SILICOM(シリコム)は、シリコーンゴムで3D造形が可能な3Dプリンターです。スタンダードタイプとデスクトップタイプがあり、設置場所に合わせて選択可能。LAM方式を用いています。
材料供給にはシリンジ方式を採用しています。ヘッドに装着すると、硬度変更なども容易。材料開発が自由に行えるでしょう。
海外で生産された業務用3Dプリンターだと、もしものことが発生したときにサポートが遅く、復旧までに時間がかかります。SILICOM(シリコム)は日本国内生産なので、機械トラブルが発生したときや修理部品が必要になったときでも、スピーディーに対応が可能。サポートが迅速なので、復旧までの時間も短縮できます。
積層式3Dプリントの場合、課題となるのが積層痕です。SILICOM(シリコム)は独自開発のスライサーソフトを使用しており、積層痕の削減をかなえました。品質の高い3Dプリントを提供します。
SILICOM(シリコム)は複雑な形状の造形を得意としており、積層痕も軽減することから、精密部品としての使用も可能。また硬度のラインナップも豊富なことから、分野を問わずシリコーン部品を使用する製品に適しています。
SILICOM(シリコム)の具体的な導入実績について紹介します。
従来使われていた輸入品モデルでは、練習後に廃棄していたのでコストがかかることが問題でした。SILICOM(シリコム)によって靭帯部分のみを脱着仕様とし、3Dプリンターでの製作を提案。結果として従来よりも50%ほどのコストダウンをかなえています。
会社名 | ホッティーポリマー株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都墨田区東向島4-43-8(本社) 埼玉県久喜市清久工業団地1-8(久喜工場) 京都府京都市中京区河原町通二条下る二丁目下丸屋町403 FISビル2F(京都営業所) 神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1 36号棟217号室(3Dプリンターラボat慶應義塾大学 中央試験所) 42/30Moo 4 Rojana Industrial Park 2Tambol U-thai Amphur U-thai Ayudhaya Thailand 13210(タイランド) |
URL | https://www.hotty.co.jp/ |
電話番号 | 03-3614-4100 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 |
定休日 | 土日祝 |
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
---|---|---|---|---|
アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。