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MIMAKIは、産業用インクジェットプリンタ・カッティングプロッタなどを開発・販売している会社です。日本国内のみならず世界に向けて製品を開発・提供しており、グローバルに活躍する企業としても注目されています。
ここでは同社の開発・販売している「3DUJ-553」について紹介します。ぜひ参考にしてください。
3DUJ-553は、2D業務用インクジェットプリンタの開発・製造で培ってきた技術やノウハウを終結させ、1000万色以上を使用したフルカラーでの造形を叶えた製品です。UV硬化インクジェット方式ならではの美しさや表現力を演出します。
またカラープロファイルの採用により、モニター上でプリント後の実際の色合いを確認できるため、色調整がしやすく再現性を高めてくれるのが特徴です。
インクの着弾点を正確にコントロールする技術で、mm単位の誤差も発生しない着色が可能。細かい柄や細い線でも、しっかりと再現します。もちろん、グラデーションや文字の表現にも対応できます。
紫外線を照射すると硬化する「アクリル系樹脂」のインクを使用しているため、製品の強度が高いのも特徴です。造形物のねじ切り、穴あけなどにも耐える強度で、二次加工も容易に行えます。
細部まで正確なプリント技術、後加工がしやすいアクリル系インクの使用、再現性の高い着色などにより、最終製品の製作にも用いられている3DUJ-553。立体造形での看板製作や建築模型などの製作に適しています。
オランダに所在し、フルカラーのフィギュアを生産している3D印刷会社のA社では、高い品質でありながらも大量生産が可能なプリンタを求め、3DUJ-553を検討。要望していた通りの生産量・品質の高さをクリアした3DUJ-553を導入し、3D印刷会社として大成功を収めました。
会社名 | 株式会社ミマキエンジニアリング |
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所在地 | 長野県東御市滋野乙2182番地3 |
URL | https://ir.mimaki.com/ |
電話番号 | 0268-80-0078 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土・日・祝 |
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
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アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。