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アジリスタ[キーエンス]

500万円未満の高性能な業務用3Dプリンター特集

国産高精細3Dプリンター「アジリスタ」についてリサーチ。モデルの特徴などをまとめています。

アジリスタ[キーエンス]イメージ
引用元HP:キーエンス公式サイト
https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/agilista-3100/index_pr.jsp

agilista-3200の特徴

設計者のための国産高精細3Dプリンター

アジリスタはものづくりに携わる開発者のために作られた業務用3Dプリンターです。インクジェット方式を採用した高精細造形が可能なモデルで、例えばギアの勘合など細かな部分まで再現できる精度があります。

また国産メーカーのため、充実したサポートやサービスが受けられるのも魅力。ランプ光量の自動補正や、ヘッドの状態確認機能など、長時間かかる造形も安心して製作できます。

世界で初めて水溶性のサポート材を採用

アジリスタは2013年に世界で初めて水溶性のサポート材を採用(※)。3Dプリンターは造形過程で形状を保持するためのサポート材を一緒に使用しますが、最終的な形状にする段階においては、サポート材の除去が必要となります。

アジリスタはこのサポート除去作業に手間がかからないようにするため、水溶性のサポート材を使用。水に浸けておくだけで造形モデルが完成します。

※参照元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/z3dp_008)
筑波大学研究基盤総合センターHP( https://openfacility.sec.tsukuba.ac.jp/public_eq/front.php?cont=eq_detail&id=176)

必要なものは100V電源だけ!
オフィスにも設置しやすいサイズ

従来のインクジェット方式の3Dプリンターは、高精度という造形におけるメリットはありながら、機器の設置において配管工事や付帯工事が必要なデメリットもありました。そのため、3Dプリンターの購入費用だけでなく余分な費用が掛かってしまっていたのです。

しかし、アジリスタはオフィスへの設置のしやすさにこだわり、100V電源があれば設置できるようにしました。費用を抑えられるだけでなく、設置の手間もかからず、オフィスにも問題なく設置可能です。

靭性を持たせた樹脂材料を使用

アジリスタの造形材料は、内部を確認できる透明樹脂(AR-M2)、耐熱100℃を実現できる樹脂(AR-H1)、低硬度及び高硬度のシリコーンゴムの計4種類があります。

中でもキーエンスの樹脂材料は特徴的で、アクリルに少量のウレタンを加えることで、靭性を持たせているため、割れにくい性質があります。ネジ締めも可能なため、組立性の確認にも適しています。

アジリスタの性能をお試しできる

さまざまな機能を持つアジリスタですが、実際に使ってみないとわからない部分もあるかと思います。

そんな方にはアジリスタのレンタル機貸し出しサービスも可能です。数回しか使わない方はもちろん、導入を検討している方も一度レンタルで試して導入効果を社内で共有できるのもポイントです。

また、実際のアジリスタで作った仕上がりを確認するため、無料造形サービスもおこなっています。おおまかな造形時間や樹脂使用量も把握できるので、これをもとに導入を検討できるでしょう。

3Dプリンターイメージ
500万円未満の高性能な3Dプリンター特集をチェック
       
3Dプリンターイメージ
           

近年の製造品の精緻化に伴い、500万円未満であっても、ハイエンドモデルに匹敵するような性能を備えたミドルクラスの3Dプリンターが、続々登場しています。
ここでは、500万円未満でありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。

       

ものづくりの現場で使える

積層ピッチ0.015mmで細かい部品も実現

アジリスタの積層ピッチは0.015mmなので、モデル表面の段差が非常に少ないのが特徴です。水溶性サポート材を使用するため表面にサポート材が残らず、設計寸法通りの造形をすることができます。

例えばサポート材が表面に残るとネジが締まらないものもありますが、アジリスタならネジ穴にきっちりネジを取り付けることができます。

治具の製造にも適当

近年の製造品の傾向に合わせて、治具も複雑な形状や高精度なもの、小ロット多品種での製造が求められるようになってきています。

多品種の治具の製造を外部に依頼すると、納期もコストもかかってしまうところを、アジリスタを使用すれば、形状の複雑さを問わず、必要な治具を出力することができます。

加えて、高精細造形を可能にするアジリスタは、精度が要求される治具の製作にも適しているため、多様な製造現場で活用されています。

生産・製造向けの
3Dプリンターを見てみる

agilistaのスペック

AGILISTA-3200

agilistaの導入実績例

アジリスタは高精度な造形が可能であるため、試作品や高い精度が求められる治具などの製作に活用されています。また、半透明の材料やサポート材の除去性など、使い勝手の良さへのこだわりも、多くの企業に選ばれるポイントです。ここでは、アジリスタの導入事例を見ていきます。

株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング

株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング
引用元HP:
https://www.keyence.co.jp/ss/products/3d-printers/agilista/example/001.jsp

トヨタプロダクションエンジニアリングは、キーエンスの業務用高精細3Dプリンタを導入しています。同社では新たな生産技術ツールの開発を行っていますが、それまで3Dプリンタを導入しておらずハードウェアの試作品を社内で作成できませんでした。そのため顧客側には図面の3Dデータの提供を行い、問題が生じた場合には都度変更を行い改善してきたという背景がありました。

そこで、「高精細」「サポート材処理のしやすさ」「オフィスへの設置性」という3点を重視して3Dプリンターを導入。その結果、設計不具合による手戻りが60%減、設計のリードタイムも15%削減されました。また、3Dプリンタでの試作をお客さまへ提示することで様々な意見や要望が出るようになり、手戻り防止にも貢献しています。

※参照元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/z3dp_012)

株式会社アルファ

株式会社アルファ
引用元:
https://www.keyence.co.jp/ss/products/3d-printers/agilista/example/003.jsp

キー&キーレス商品を様々な分野に提供しているアルファでは、製品の企画や開発に3Dプリンタを活用しています。3Dプリンタの導入によって、開発したい製品イメージを企画会議で共有しやすくなった点、またデザインのすり合わせがしやすくなった点、より洗練されたデザインの追求が可能になった点など様々なメリットが得られています。

特にキーエンスの3Dプリンタの場合は「造形強度が高い」「積層ピッチが細かい」「モデリング材が半透明」「サポート材の除去がしやすい」という点を評価しています。また同社の自動車部門でも製品の漏水チェックに使用するなど様々な面で活用されています。

※参照元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/z3dp_013)

株式会社童夢

株式会社童夢
引用元HP:
https://www.keyence.co.jp/ss/products/3d-printers/agilista/example/004.jsp

自動車の開発・設計・製作を主な事業としている童夢では、キーエンスの3Dプリンタを車内での開発・設計・製作に使用しています。

その中で、開発中の製品の仕様が急に変更された時や、展示会直前に新しいアイディアを試したくなったとき、また複雑な3D形状の治具が必要になった時などに導入のメリットを感じています。

童夢では、導入の際には価格や造形強度、積層ピッチ、サポート材の除去のしやすさなどを考慮した上でキーエンスの製品を選択しています。また、導入後すぐ使いこなせたこと、ソフトウェアのバージョンアップの度に使い勝手が良くなっている点を評価しています。

※参照元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/z3dp_014)

一般社団法人日本造船技術センター

一般社団法人日本造船技術センター
引用元HP:
https://www.keyence.co.jp/ss/products/3d-printers/agilista/example/005.jsp

日本造船技術センターでは、造船会社から受託した省エネデバイスの水槽試験の際にキーエンスの3Dプリンタを活用しています。水槽試験を行う際には対象デバイスの模型を模型船に装着し、曳航設備付きの大水槽で航走させる方法が取られていますが、実験の精度がシビアに要求されるといった面があります。

以前はNCフライスによる模型製作を行っていたものの製作が間に合わない状況になったことから3Dプリンタの導入を検討。同社では「造形物を水につけて使える」「造形精度が高い」という2つの条件からキーエンスの製品が選定されています。導入により、模型製作に費やす時間を大幅に削減、複雑な形状の模型も簡単に作ることができ、試験スケジュールの変更にも対応しやすくなったというメリットが得られています。

※参照元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/z3dp_015)

キーエンスのサポート体制

国産メーカーが相談から導入後まで
直接サポート

一般的な3Dプリンターの製品サポートは、購入前の相談なら販売会社がサポートをし、購入後はメンテナンス会社が行うのが一般的です。

ですが、アジリスタは導入検討の相談から、導入後のアフターフォローまで開発メーカーであるキーエンスが直接対応します。そのため、素早く適切な対応をしてくれるので安心です。

樹脂や保守部品は
最短当日出荷・翌日到着も可能

3Dプリンターで使用する樹脂が不足した場合、または保守部品の交換などの場合はメーカーに発注することになります。

アジリスタの場合、メーカーであるキーエンスで常時在庫を抱えているため、時間内に注文すれば当日発送も可能です。翌日には樹脂や保守部品が到着するので、万が一の時にも作業に穴をあけることが少なくなります。

国内メーカーならではの日本語による
わかりやすい対話式タッチパネル

国内メーカー製のため、本体のカラータッチパネルは造形スタートからメンテナンスに至るまで、日本語によるわかりやすい対話式タッチパネルになっています。そのため、誰でも簡単に操作でき、操作間違いがしにくいです。

仕上がりが分かる無料造形サービス・
レンタル機貸し出しサービスあり

「3Dプリンターを導入したが、精度がイマイチ」というケースは少なくありません。また企業では造形時間や樹脂使用量も重要なポイントになります。

キーエンスは導入検討のために、お客様の3D-CADデータをもとにアジリスタで造形するサービスや短期の貸し出しサービスもおこなっています。導入にあたり、社長や上司の理解を得るためにも実際に使ってみて検討することで理解度が高まるでしょう。

ショールームで実機、動作を確認できる

キーエンスのショールームでは、オフィス環境下での操作を体験することができます。造形ソフトの使用や、水溶性サポート材の除去体験など、実際に導入した際に必要となってくるフローを実際に体験の上、確認することが可能です。

また3Dプリンターの導入や運用のポイントなどについても話を聞くことができるため、初めて3Dプリンターの導入を検討しているという方は、疑問点など相談をしてみると良いでしょう。

キーエンスのショールームは大阪市淀川区と東京都港区にあります。ぜひ足を運んでみてください。

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アジリスタのレンタルサービス、
ショールームについて詳しく見る

販売会社

会社名 株式会社キーエンス
所在地 (本社・研究所)大阪府大阪市東淀川区東中島1-3-14
(東京研究所)東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場18F
(高槻事業所)大阪府高槻市明田町2-13
3Dプリンターイメージ
500万円未満の高性能な3Dプリンター特集をチェック
       
3Dプリンターイメージ
           

近年の製造品の精緻化に伴い、500万円未満であっても、ハイエンドモデルに匹敵するような性能を備えたミドルクラスの3Dプリンターが、続々登場しています。
ここでは、500万円未満でありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。

       

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3Dプリンターの
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500万円未満の
高性能な業務用3Dプリンター特集

近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。

ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細高強度短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。

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製品名 積層ピッチ 最大造形サイズ
(W×D×H)
造形方式 材料などの特徴
アジリスタ
[キーエンス]

アジリスタ[キーエンス]の製品

引用元:キーエンス公式HP
https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/

公式HPで
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0.015mm~ 297mm×210mm×200mm インクジェット方式

アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。

使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。

樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。

Mark Two
[Markforged]

Mark Twoの製品画像

引用元:Markforged公式HP:
https://markforged.com/jp/3d-printers

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0.1mm~0.2mm 350mm×132mmx154mm 熱溶解積層方式+
連続フィラメント方式

Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。

これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。

これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。

G-ZERO
[グーデンベルグ]

G-ZEROの製品

引用元:PR TIMES公式HP:GUTENBERG社製 プロフェッショナル3Dプリンター G-ZEROの販売開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000057289.html

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0.05〜0.250mm 250mmx210mmx200mm 熱溶解積層方式

G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます

短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。

高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。

■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。