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最小積層ピッチが0.1mmという高精度がセールスポイントの業務用大型3Dプリンター「Jupiter」について、商品特徴などを調べて紹介をします。
積層ピッチは0.1mm~でも十分に細かい作業が可能です。したがって、どこのメーカーもこの数字を取り敢えずの目標値として製品を造っていきます。細かい作業を得意となればmmレベルの穴を開けないといけないよう造形を実現することができるため、その用途は一気に広がります。ある意味で革命を起こしたと言っても過言ではない特徴です。
Jupiterは、使用する樹脂の収縮原理を上手く活用した技術を有しています。この技術は、特殊なラフト形成システムであり、システムのおかげで3Dプリンターの課題である「反り」を防ぐことに成功しています。
反りを防ぐことができるようになると「大きいサイズの造形が可能」というメリットが生まれます。具体的には、800×600×1200mmのような1メートル超えの造形も可能としています。これだけ大きな造形ができるようになると、一気に使用用途が広がるため、これも大きな特徴の1つと言えます。
業務用3Dプリンターの品質を評価するとき、プリンター内の温度をどのようにして管理をするか?がチェックポイントの1つになります。この温度管理ができていないプリンターは、どうしてもノズルの詰まりだったり、造形後にムラが出てしまったりと、品質を下げてしまうからです。
Jupiterは、この温度管理を徹底的に行なっているため、ムラがなく安定した造形をしてくれます。業務用3Dプリンターは、精度が求められると同時に安定性も求められます。この2つを卒なくこなしてくれるのがJupiterです。
造形する方式は、インクジェットを始め何種類かの方法があります。Jupiterは、FDM方式(熱溶解積層法)の造形方法です。FDM方式が優れている部分は、実製品と同じ素材で造形することができることです。具体的には、ABSだったり、ポリカーボネートだったり、これらの工業用樹脂素材を使うことができることになります。
したがって、中小企業など、可能な限り作業の効率化を測りたい想いがあるため、そのまま実製品に使用ができるメリットは、喉から手が出るほど、欲しい機能になります。治具としても使うことができるため、その使用用途は一気に広がります。
積層ピッチが0.1mm~と非常に細かい作業が得意で、反りの発生も最大限、防いでくれるため、出来上がってくる成果物は、とにかく精度が高いです。この高い精度が求められるような現場で活躍をしてくれます。
それが、医療製品だったり、宇宙開発の世界になってきます。両者とも、少しの不良で命に関わってくる問題に発展するリスクがあるため、精度は本当に重要で、Jupiterであれば問題なく作ってくれます。
Jupiterの特徴の1つに使い勝手の良さが挙げられます。したがって、この特徴が活かせるような場面で活躍してくれます。例えば、家具など取り敢えずプロトタイプを作ってイメージを固めたい場合に活躍します。サクッと設計することができるため、簡単に造形できることは大きなメリットになります。
他にも、研究室だったり、多品種少量生産の現場だったり、義足義手のカスタマイズ生産など、様々な場面で活躍することができます。
プロダクトデザイン、工学、小中高学校や大学、専門学校での研究開発から、義足や義手の生産、建築模型、宇宙開発など、様々な分野で導入されています。
会社名 | Apple Tree 株式会社 |
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所在地 | 所在地 大阪府大阪市浪速区日本橋4-5-9 |