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Jupiterシリーズ[FLASHFORGE]

500万円未満の高性能な業務用3Dプリンター特集

最小積層ピッチが0.1mmという高精度がセールスポイントの業務用大型3Dプリンター「Jupiter」について、商品特徴などを調べて紹介をします。

Jupiter(ジュピター)シリーズイメージ
引用元HP:3DP id.arts 公式サイト
https://idarts.co.jp/3dp/jupiter-flashforge-japan/

モデル特徴

積層ピッチが0.1mmと細かい作業が得意

積層ピッチは0.1mm~でも十分に細かい作業が可能です。したがって、どこのメーカーもこの数字を取り敢えずの目標値として製品を造っていきます。細かい作業を得意となればmmレベルの穴を開けないといけないよう造形を実現することができるため、その用途は一気に広がります。ある意味で革命を起こしたと言っても過言ではない特徴です。

反りの発生を防ぐことで大きいサイズの造形が可能

Jupiterは、使用する樹脂の収縮原理を上手く活用した技術を有しています。この技術は、特殊なラフト形成システムであり、システムのおかげで3Dプリンターの課題である「反り」を防ぐことに成功しています。

反りを防ぐことができるようになると「大きいサイズの造形が可能」というメリットが生まれます。具体的には、800×600×1200mmのような1メートル超えの造形も可能としています。これだけ大きな造形ができるようになると、一気に使用用途が広がるため、これも大きな特徴の1つと言えます。

温度を安定させることで造形の仕上がり品質が高い

業務用3Dプリンターの品質を評価するとき、プリンター内の温度をどのようにして管理をするか?がチェックポイントの1つになります。この温度管理ができていないプリンターは、どうしてもノズルの詰まりだったり、造形後にムラが出てしまったりと、品質を下げてしまうからです。

Jupiterは、この温度管理を徹底的に行なっているため、ムラがなく安定した造形をしてくれます。業務用3Dプリンターは、精度が求められると同時に安定性も求められます。この2つを卒なくこなしてくれるのがJupiterです。

中小企業でも扱い易いFDM方式を採用

造形する方式は、インクジェットを始め何種類かの方法があります。Jupiterは、FDM方式(熱溶解積層法)の造形方法です。FDM方式が優れている部分は、実製品と同じ素材で造形することができることです。具体的には、ABSだったり、ポリカーボネートだったり、これらの工業用樹脂素材を使うことができることになります。

したがって、中小企業など、可能な限り作業の効率化を測りたい想いがあるため、そのまま実製品に使用ができるメリットは、喉から手が出るほど、欲しい機能になります。治具としても使うことができるため、その使用用途は一気に広がります。

製作に向くタイプ

医療分野や宇宙開発分野のような高い精度を必要とする場面

積層ピッチが0.1mm~と非常に細かい作業が得意で、反りの発生も最大限、防いでくれるため、出来上がってくる成果物は、とにかく精度が高いです。この高い精度が求められるような現場で活躍をしてくれます。

それが、医療製品だったり、宇宙開発の世界になってきます。両者とも、少しの不良で命に関わってくる問題に発展するリスクがあるため、精度は本当に重要で、Jupiterであれば問題なく作ってくれます。

家具モデルなど使い勝手の良さで簡単に複雑な造形ができる場面

Jupiterの特徴の1つに使い勝手の良さが挙げられます。したがって、この特徴が活かせるような場面で活躍してくれます。例えば、家具など取り敢えずプロトタイプを作ってイメージを固めたい場合に活躍します。サクッと設計することができるため、簡単に造形できることは大きなメリットになります。

他にも、研究室だったり、多品種少量生産の現場だったり、義足義手のカスタマイズ生産など、様々な場面で活躍することができます。

製品スペック

Jupiter(ジュピター)-E

Jupiter(ジュピター)-I

Jupiter(ジュピター)-C

Jupiter(ジュピター)-G

導入実績

プロダクトデザイン、工学、小中高学校や大学、専門学校での研究開発から、義足や義手の生産、建築模型、宇宙開発など、様々な分野で導入されています。

販売会社

会社名 Apple Tree 株式会社
所在地 所在地 大阪府大阪市浪速区日本橋4-5-9
3Dプリンターイメージ
500万円未満の高性能な3Dプリンター特集をチェック
       
3Dプリンターイメージ
           

近年の製造品の精緻化に伴い、500万円未満であっても、ハイエンドモデルに匹敵するような性能を備えたミドルクラスの3Dプリンターが、続々登場しています。
ここでは、500万円未満でありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。

       

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500万円未満の
高性能な業務用3Dプリンター特集

近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。

ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細高強度短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。

▼左右にスクロールできます▼
▼上下にスクロールできます
製品名 積層ピッチ 最大造形サイズ
(W×D×H)
造形方式 材料などの特徴
アジリスタ
[キーエンス]

アジリスタ[キーエンス]の製品

引用元:キーエンス公式HP
https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/

公式HPで
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0.015mm~ 297mm×210mm×200mm インクジェット方式

アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。

使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。

樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。

Mark Two
[Markforged]

Mark Twoの製品画像

引用元:Markforged公式HP:
https://markforged.com/jp/3d-printers

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0.1mm~0.2mm 350mm×132mmx154mm 熱溶解積層方式+
連続フィラメント方式

Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。

これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。

これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。

G-ZERO
[グーデンベルグ]

G-ZEROの製品

引用元:PR TIMES公式HP:GUTENBERG社製 プロフェッショナル3Dプリンター G-ZEROの販売開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000057289.html

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0.05〜0.250mm 250mmx210mmx200mm 熱溶解積層方式

G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます

短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。

高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。

■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。