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【用途別】おすすめ3Dプリンター
どんな用途で使用するのかにより、選ぶべき3Dプリンターは変わってきます。ここでは、用途別におすすめの3Dプリンターを紹介します。
公式HP(販売代理店含む)に、各用途に関する特徴の記載がある業務用3Dプリンターを、編集チーム独自の視点で紹介していますので、参考にしてください。
企画・デザイン・設計向け
カラー造形におすすめの3Dプリンター
ProJet3500[3D Systems]
半透明樹脂、高強度新素材樹脂、カラー樹脂まで幅広い素材に対応。試作品製作、ジュエリーなどの型製作におすすめです。
ProJet2500/2500W[3D Systems]
滑らかな表面や高精度加工に対応。ProJet2500はアクリル樹脂、ProJet2500Wは鋳造用ワックスを材料とした造形が可能なので工業用製品のパーツに向いています。
Value3D MagiX MF-1100[MUTOH]
多彩なカラーフィラメント、高剛性ボディとオリジナルヒーターヘッド、ダブル冷却ファン、ヒータ付き成形テーブルなど高精度な造形ができる機能が搭載されています。
HP Jet Fusion 3D[HP]
ボクセルごとに制御することでフルカラーパーツ、複雑な構造のサーモプラスチック製パーツなどが製作可能。プロトタイピングから最終製品製造まで対応します。
OBJETシリーズ[Stratasys]
120種類の材料が使用可能なモデルまで14モデルを展開。デジタルマテリアル、マルチカラー対応なのでデザインや設計におすすめです。
半透明造形におすすめの3Dプリンター
VECTOR 3SP[EnvisionTEC]
独自技術「3SP」で表面の状態・精度を維持しながら高速加工を実現。工業用製品の製造・開発現場に向いています。
VIDA/VIDA HD[EnvisionTEC]
DLP露光方式採用で素早く液体樹脂を硬化させることが可能。豊富なマテリアルに対応しているので、さまざまな分野で高品質造形が実現できます。
アジリスタ[キーエンス]
造形材料は透明樹脂(AR-M2)、シリコーンゴム、高硬度シリコーンゴムにも対応。耐熱00℃を実現できる樹脂もあり配管やハード基盤製造などに利用できます。
企画・デザイン・設計向けの
業務用3Dプリンターを
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試作・評価向け
強度テストなどにおすすめの3Dプリンター
MARK TWO[Markforged]
コンパクトなボディながらナイロンやカーボンにファイバーを織り込んだ独自材料で高い強度と高精細な造形を実現。治具や部品製造などの試作品から最終製品まで対応します。
INDUSTRIALシリーズ X3/X5/X7[Markforged]
カーボンファイバー対応のデスクトップ型コンポジット積層3Dプリンター。積層ピッチ0.05mm、広いワークスペースを持ち試作品から最終製品まで幅広く対応可能です。
Stratasys F170[Stratasys]
ドラフトモード搭載、標準モードの3分の1の材料で約2倍スピードの造形が可能。試作品の製造におすすめな多機能型3Dプリンターです。
Stratasys F900[Stratasys]
ABS系やPC系などの工業用樹脂素材に対応。金型部品、治具、自動車部品、航空機用内装部品といった大型工業用樹脂製品に向いています。
EOS M 290
粉末の金属をレーザーで溶融し1層ずつ固めて造形する高精度、高解像度な金属3Dプリンター。試作品から最終製品まで対応可能です。
HP Jet Fusion 4200
ボクセルごとに制御することでフルカラーパーツ、複雑な構造のサーモプラスチック製パーツなどが製作可能。プロトタイピングから最終製品製造まで対応します。
ゴムライクな製品造形におすすめの3Dプリンター
アジリスタ[キーエンス]
造形材料に透明樹脂(AR-M2)、シリコーンゴムや高硬度シリコーンゴム、耐熱100℃で高精細造形を実現できる樹脂などがあり複雑な部品も製造できます。
Raise 3D
高精度の3Dプリントを実現するために積層ピッチ、各軸のデータ、震度などにこだわっています。試作品から工業製品まで幅広い対応が可能です。
FUNMAT[INTAMSYS]
熱収縮などで歪みやすいスーパーエンプラにも対応。大型造形もできる多機能型3Dプリンター。研究開発や医療分野での試作品製作に向いています。
試作品・評価向けの
業務用3Dプリンターを
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生産・製造向け
工業用製品、治具・パーツの試作などに
アジリスタ[キーエンス]
積層ピッチが0.015mmであるだけでなく、温度差による反りや歪み、サポート材の取り残しによる誤差の発生なども抑え、徹底的に精度にこだわった3Dプリンター。高精細が求められる試作品、治具やパーツに適しています。
INDUSTRIALシリーズ X3/X5/X7[Markforged]
カーボンファイバー対応のデスクトップ型コンポジット積層3Dプリンター。積層ピッチ0.05mm、広いワークスペースを持ち試作品から最終製品まで幅広く対応可能です。
Value3D MagiX MF-2200D[MUTOH]
日本の3Dプリンター会社武藤工業が製造開発、低価格ながら異材種造型や2色造型に対応。コンパクトサイズでも大型造型ができます。
Raise 3D[Raise 3D]
高精度の3Dプリントを実現するために積層ピッチ、各軸のデータ、震度などにこだわっています。試作品から工業製品まで幅広い対応が可能です。
FUNMAT[INTAMSYS]
熱収縮などで歪みやすいスーパーエンプラにも対応。大型造形もできる多機能型3Dプリンター。研究開発や医療分野での試作品製作に向いています。
Bellulo[システムクリエイト]
ノズル径変更が可能などカスタマイズ性や加工性の高い3Dプリンター。さまざまなサイズの3Dプリンターが用意され初心者から上級者まで利用できます。
生産・製造向けの
業務用3Dプリンターを
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最終製品向け
剛性や強度の高い最終製品向け
Markforged MARK TWO
コンパクトなボディながらナイロンやカーボンにファイバーを織り込んだ独自材料で高い強度と高精細な造形を実現。治具や部品製造などの試作品から最終製品まで対応します。
Markforged X5/ X7
カーボンファイバー対応のデスクトップ型コンポジット積層3Dプリンター。積層ピッチ0.05mm、広いワークスペースを持ち試作品から最終製品まで幅広く対応可能です。
EOS M 290
粉末の金属をレーザーで溶融し1層ずつ固めて造形する高精度、高解像度な金属3Dプリンター。試作品から最終製品まで対応可能です。
HP Jet Fusion 3D 420
ボクセルごとに制御することでフルカラーパーツ、複雑な構造のサーモプラスチック製パーツなどが製作可能。プロトタイピングから最終製品製造まで対応します。
Stratasys F900
ABS系やPC系などの工業用樹脂素材に対応。金型部品、治具、自動車部品、航空機用内装部品といった大型工業用樹脂製品に向いています。
ゴムライクな最終製品向け
Raise 3D
高精度の3Dプリントを実現するために積層ピッチ、各軸のデータ、震度などにこだわっています。試作品から工業製品まで幅広い対応が可能です。
FUNMAT[INTAMSYS]
熱収縮などで歪みやすいスーパーエンプラにも対応。大型造形もできる多機能型3Dプリンター。研究開発や医療分野での試作品製作に向いています。
最終製品向けの
業務用3Dプリンターを
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さらなる可能性が期待される3Dプリンター
プリンターと言えば、これまでは紙などの平面に文字、絵、写真などをインクで印刷するものでした。3Dプリンターは3D CADや3D CGなどの3次元データをもとに、縦、横、奥行の3次元(dimension)の立体物を造形するもので、実際には2次元の断面形状を積み上げて立体物を造形していく積層方式が採用されています。造形方式によって使われる材料は異なりますが、ゴムやプラスチックの樹脂素材、銅や金属などの金属素材など様々な材料で造形ができます。当初は製品のモックアップや試作品に使われるだけでしたが、最近ではアクセサリー、治具、金型、最終製品など幅広い用途に対応できるようになりました。製品の品質向上、工数やコストの削減など、3Dプリンターのモノづくりに与えるメリットは多大であり、今後もさらなる可能性が期待されています。
3Dプリンターに求められるスペック
3Dプリンターはモノづくりにおいて、さまざまな利点をもたらしますが、それぞれの段階で求められるスペックについて簡単にご紹介します。
【企画・設計段階】
企画・設計段階では、設計と同時並行での機能検証が重要であり、形状や動作のチェックスピードが求められます。発熱性造形物は熱の検証、オイルタンクのある造形物は液面の流れ方まで判別する必要がありますが、3Dプリンターなら全てクリアできます。造形方式が異なるだけで出来上がりイメージも異なるので、この段階で効率的に3Dプリンターを利用するためには、求められる造形に見合った方式の3Dプリンターを選ぶことが重要です。
【試作・開発段階】
どの3Dプリンターでも、ある程度整った形状の試作品を作りだせます。しかし試作品などを作る場合は展示会やイベントなどスピードが大事なことも多いので、緊急性の高い要求に対し柔軟に対応できることも重要です。また強度があって高精度な造形ができる3Dプリンターなら透明造形で内部を見せることもできます。試作・開発段階では高精度の造形物が作成でき産業分野で最も利用されていると言われている光造形方式がおすすめです。
【生産・製造段階】
3Dプリンターは高精度で複雑な形状や着色済の物も作れますが、造形方法によっては横からの圧力に弱い、製造コストが従来よりも高いという場合もあります。それらを踏まえた上で生産・製造段階に向いている造形方式は粉末焼結方式、インクジェット方式、粉末接着方式になります。