公開日:|更新日:
「UPシリーズ」は、TierTime Technologyが提供する3Dプリンターです。同社は中国で最初に3Dプリンターを製造した会社として、3Dプリンターの普及を推進してきたメーカーです。
国内では、3Dプリンターを代理販売している株式会社サンステラが総代理店となっています。本記事では製品の一つである「UP 300 3Dプリンター」について紹介しています。導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
UP 300は、各種材料ごとに最適化された専用ノズルユニットを提供しています。そのため、造形品質と安定性が大幅にアップし、UPシリーズの中でも特に多機能性を持つモデルとなっています。
「UP BOX+」モデルから一新された外観は、金属製ボディを採用し、直感的な操作が可能なタッチパネルも搭載しています。使用者はより快適に3Dプリンターを操作することが可能です。
従来の単一のエクストルーダーヘッドから、ABS用、PLA用、TPU用と、材料に合わせてエクストルーダーヘッドを選ぶことができ、安定かつ高品質な造形を可能にしています。
基本の0.4経ノズルに加え、大型成形用の0.6経ノズルや、高精度な積層が求められる際の0.2ノズルも搭載されています。用途に合わせてノズルを選択することで、使用者のニーズに応じた3D造形が実現します。
「UP BOX+」から大きく進化したセルボードには、新たに持ち手が追加され印刷後の取り出しが容易になりました。また、片面はガラスボード、もう片面はPerfボードやFlexボードを使用することができ、用途に応じた使い分けが可能です。
UP 300は、専用ノズルユニットや多機能ノズルの採用、そして改良されたセルボードにより、さまざまな材料や用途に適した高品質な造形を実現する3Dプリンターです。
記載されていませんでした。
会社名 | 株式会社サンステラ |
---|---|
所在地 | 東京都豊島区東池袋5-7-3 6F |
URL | https://sunstella.co.jp/ |
電話番号 | 03-5391-9308 |
営業時間 | 平日10:00〜18:00 |
定休日 | 土曜・日曜・祝日 |
近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。
ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。
製品名 | 積層ピッチ | 最大造形サイズ (W×D×H) |
造形方式 | 材料などの特徴 |
---|---|---|---|---|
アジリスタ [キーエンス] |
0.015mm~ | 297mm×210mm×200mm | インクジェット方式 |
アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。 使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。 樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。 |
Mark Two [Markforged] |
0.1mm~0.2mm | 350mm×132mmx154mm | 熱溶解積層方式+ 連続フィラメント方式 |
Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。 これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。 これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。 |
G-ZERO [グーデンベルグ] |
0.05〜0.250mm | 250mmx210mmx200mm | 熱溶解積層方式 |
G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます。 短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。 高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。 |
■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。