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【特集】最終製品・商品向け3Dプリンター

500万円未満の高性能な業務用3Dプリンター特集

最終製品向けのスペックを備えた
耐久性や精密性に優れた業務用3Dプリンター

実製品に適用できる業務用3Dプリンターを導入したい、高い強度、精度がよい3Dプリンターを導入したい企業におすすめしたいのが、最終製品の造形が可能な3Dプリンター。
最終製品に対応する3Dプリンターは、それだけ耐久性や強度、精密さ(再現性)に長けているということ。そのような特徴を持つ3Dプリンターを導入することで、設計から最終製品の開発期間のリードタイムを短縮し、生産性の向上や効率化、コストダウンの実現が可能になります。

本サイトで紹介している業務用3Dプリンターの中から、最終製品の製作が可能なスペックを備えた3Dプリンターを価格帯順に紹介します。

Markforged MARK TWO

Markforged MARK TWOのイメージ
引用元HP:Markforged公式サイト
http://www.markforged.jp/mark-two/

カーボンファイバー対応の本格的工業生産向け低コスト3Dプリンター

Markforged社の3Dプリンターの中でも強度が高く汎用性に富んだパーツを造形できる3Dプリンターです。カーボンファイバー3Dプリンター「MARKOne」の後継機として、プリント速度を40%向上させました。カーボンファイバー素材(カーボンやナイロンにファイバー素材を織り込んだ独自の造形材料)により、500万円未満という低コストでありながら、強度・耐熱・化学物質等への耐性・滑らかさ・軽さを備えたパーツの造形が可能です。この技術はMarkforged独自のもの。自動車や航空宇宙分野などの強度や軽さ、精密さが要求される領域での部品製作で活躍しています。

  • #強度(剛性・耐久性)
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #耐薬品
  • #500万円未満
  • #スピーディ
モデル名 Markforged MARK TWO
造形方式 材料押出堆積法/FDM
積層ピッチ 100μm, 125μm, 200μm
※カーボンファイバーを使用する場合は125μmのみ選択可能。
※ファイバーグラス、ケブラーを使用する場合は100μmのみ選択可能。
造形サイズ 320mm x 132mm x 154mm
対応素材 Onyx、カーボンファイバー、ファイバーグラス、ケブラー
HSHTファイバーグラス(High-Strength High-Temperature Fiberglass)
本体寸法 584mm x 330mm x 355mm
重量 約48kg
販売会社 アイグローバル株式会社
所在地:(本社)千葉市中央区中央3-13-7 コスモ千葉中央ビル405号
(神田オフィス)東京都千代田区内神田1-18-1 東京ロイヤルプラザ5F-522

Markforged MARK TWOについて
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Raise3D pro2

Raise 3Dのイメージ
引用元HP:日本3Dプリンター公式サイト
https://raise3d.jp/pro2

高精度の造形を可能にする可動式デュアルヘッドを搭載

可動式デュアルヘッドを搭載したレイズの3Dプリンター。可動式デュアルヘッドは、ノズルが干渉するなどして造形物に当たることなくスピーディーな造形を実現します。また、タッチパネル対応液晶ディスプレイを採用。積層ピッチは0.01mm〜0.65mmまで調節可能。最大610mmまでの大型の造形を一括で行うことができ、200時間を越える製作でも安定した造形ができます。さらに7種類ものフィラメントに対応しており、目的用途に応じた幅広い製作が可能。レイズ独自のソフトウェアでサポート部分を自動的に生成することができ、取り外しもしやすいと好評です。

  • #耐久性
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #ゴムライク
  • #500万円未満
モデル名 Raise3D pro2
造形方式 FFF (Fused Filament Fabrication) 方式
積層ピッチ 0.01~0.65mm
造形サイズ シングルヘッド:305mm x 305mm x 300m、デュアルヘッド:280mm x 305mm x 300mm
対応素材 PLA、ABS、PP、竹(60%)+PLA、改良ABS、強化PLA、PVB、PP-GW、強化PET、PC、リサイクルPET
PET、ASA、PA6/66、TPU95A、TPU85A、TPE75A、TPE60A、TPE60D、CF+PET
CF+PA、FDA認証PLA、FDA認証、TPU、PVA、HIPS、BVOH、改良PLA
本体寸法 620mm x 590mm x 760mm
重量 44kg
販売会社 日本3Dプリンター株式会社
所在地:東京都江東区有明3-7-26有明フロンティアビルB棟1F

Raise3D pro2について
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INTAMSYS FUNMAT HT

業務用プリンターのイメージ02
引用元HP:フュージョンテクノロジー公式サイト
https://intamsys.jp/funmat-ht-3d-printer/

大型スーパーエンプラも安定出力できる多機能型3Dプリンター

FUNMATは、INTAMSYS社が開発した、スーパーエンプラが使用可能な3Dプリンターです。エンプラの中でも特に優れた性能を持つ「スーパーエンプラ」に対応している「FUNMAT」シリーズが一新され、デスクトップ型の「FUNMAT HT」、大型印刷が可能な「FUMATPRO」、多くの樹脂が使える「FUNMAT PRO410」の3モデルとなりました。ノズル温度を最大450℃まで設定することが可能となっており、PEEKやULTEMなどのスーパーエンプラを安定して造形できます。庫内温度は90℃まで設定できるため、ABSなどの素材にも対応。FUNMATはスーパーエンプラの中でも、PEEKとULTEMに対応しています。

  • #耐薬品
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #500万円未満
モデル名 INTAMSYS FUNMAT HT
造形方式 FFF(溶融フィラメント造形法)
積層ピッチ 0.05~0.3mm
造形サイズ 260mm x 260mm x 260mm
対応素材 PEEK、PEI(ULTEM) 、PPSU、PA(NYL)、PC、ABS、Carbon Fiber‐Filled、PETG、PLA
本体寸法 530mm x 490mm x 645mm
重量 46kg
販売会社 株式会社フュージョンテクノロジー
所在地:東京都豊島区東池袋5-7-3 REID-C Higashi Ikebukuro-bldg6F

INTAMSYS FUNMAT HTについて
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Markforged X5/ X7

Markforged X5/ X7のイメージ
引用元HP:Markforged公式サイト
https://markforged.com/3d-printers/x7

レーザーセンサー搭載、独自素材により強さと精度、軽さとスピードを実現

INDUSTRIALシリーズは、カーボンファイバー対応のコンポジット積層3Dプリンター。カーボンやナイロンにファイバー素材を織り込んだ独自の造形材料により、高い強度と高精細な造形を得意とする本格的な工業向け製品です。Markforgedのシリーズの中でも生産性を重視。広いワークスペースと最小0.05mmの積層ピッチの高性能な技術により、アルミより50倍速く20分の1のコストで造形。6061アルミニウムと比べて40%軽量化を実現しています。
FDM方式をベースに、特殊な材料にも対応。ナイロンに微小なカーボンを加え強化した「ONYX」を中心に、最上モデルであるX7では「ケブラー」や「ファイバーグラス」、独自開発の高温高耐熱「HSHTファイバーグラス」など、強度や耐熱性、耐薬品性に富んだ造形が可能です。 最上級機種のX7にはレーザー測定機能を搭載。造形中に断面をレーザースキャンし、プリントソフトウェア「Eiger」の形状モデルとオペレータが比較し、造形物の精度を確認しながら造形していくので、高いレベルの再現性と品質管理が可能になります。その技術は、工業用治具工具・固定具、航空宇宙産業からロボット工学、民生用電子機器などに広く採用されています。

  • #強度(剛性・耐久性)
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #耐薬品
  • #500万~1000万円未満
  • #スピーディ
モデル名 Markforged X5/ X7
造形方式 材料押出堆積法/FDM
積層ピッチ X5(0.05mm~0.20mm)/X7(0.05mm~0.25mm)
造形サイズ 330mm x 270mm x 200mm
対応素材 X5/オニキス、オニキスFR、ファイバーグラス・X7/オニキス、ファイバーグラス、HSHTファイバーグラス、ケブラー、カーボンファイバー
本体寸法 584 mm x 483 mm x 914 mm
重量 約48kg
販売会社 アイグローバル株式会社
所在地:(本社)千葉市中央区中央3-13-7 コスモ千葉中央ビル405号
(神田オフィス)東京都千代田区内神田1-18-1 東京ロイヤルプラザ5F-522

Markforged X5/ X7について
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EOS M 290

EOS M 290のイメージ
引用元HP:eos e-Manufcturing Solutions公式サイト
https://www.eos.info/eos-m290

幅広い金属素材を使用できる高精度・高解像度の金属3Dプリンター

ドイツのEOS社が開発した、粉末の金属をレーザーで1層ずつ溶融し固めて造形する金属3Dプリンター。高い精度・解像度に加え、表面品質にも優れていて、高密度・機械特性が高いのが特長です。自動車部品や介護医療機器、航空設備機器などの開発でも活躍。鋼鉄類や超合金、複合材などさまざまな金属素材を使用することができ、試作品から最終製品まで、幅広い造形が可能です。高い品質監視機能も搭載されており、3Dデータから直接造形できるのが特長。複雑な形状の金属製品もつくれる3Dプリンターです。

  • #強度(剛性・耐久性)
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #耐薬品
  • #7000万円~
  • #スピーディ
モデル名 EOS M 290
造形方式 粉末積層造形法
積層ピッチ 0.02~0.06mm(使用する材料によって異なる)
造形サイズ 250mm x 250mm x 325mm
対応素材 マルエージング鋼、ステンレス、コバルトクロムモリブテン、チタニウム合金、ニッケル基調合金、アルミニウム
本体寸法 2500mm x 1300mm x 2190mm
重量 約1,250kg
販売会社 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
所在地:(東京本社)東京都大田区西蒲田7-37-10

EOS M 290について
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HP Jet Fusion 3D 4200

※2022年12月時点で公式サイトで確認できませんでした。
現在は販売が終了している可能性がございますので、詳細はメーカーや販売会社にお問い合わせください。

HP Jet Fusion 3D 4200
引用元HP:HP公式サイト
https://support.hp.com/us-en/product/hp-jet-fusion-3d-4200-printer/11461058

独自の技術で量産を可能にするスピーディーな印刷造形を実現

独自のテクノロジー「HPMultiJetFusionテクノロジー」をプリンターに搭載。プリンティングソリューションを拡大した、全く新しい3Dプリント技術で、スピーディーな印刷造形を可能にしました。これにより、生産能力があがり、コスト削減が実現するでしょう。HPのMultiJetFusionは、これまでのFDM方式や光造形方式とは異なり、パウダー状になった熱可塑性樹脂を噴射し造形を行っていくHP独自の造形技術を採用。プロトタイプの製造が中心であった3Dプリンターの位置づけを大きく刷新し、プロトタイプから最終製品までダイレクトに製造、量産することが可能となりました。さらには材料の再利用率を高め、材料の廃棄を少なく抑えてくれるのもポイントです。

  • #強度(剛性・耐久性)
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #耐薬品
  • #5000万円~
  • #スピーディ
モデル名 HP Jet Fusion 3D 4200
造形方式 HP Multi Jet Fusion テクノロジー
積層ピッチ 0.08 mm~
造形サイズ 380mm x 284mm x 380 mm
対応素材 PA11/PA12グラスビーズ、エラストマーなどのサーモプラスチック素材
本体寸法 2210mm x 1200mm x 1448mm
重量 750kg
販売会社 株式会社日本HP
所在地:東京都江東区大島2-2-1

HP Jet Fusion 3D 4200について
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Stratasys F900

Stratasys F900
引用元HP:Stratasys公式サイト
https://www.stratasys.co.jp/3d-printers/stratasys-f900

強度や精度、耐熱性や耐薬品を備えた造形が可能な大型3Dプリンター

ストラタシスF900は、ラインナップの中で最も大型でパワフルなプロダクションタイプの3Dプリンターです。最大で914.4mm x609.6mmx914.4mmもの大きさのパーツを作成できます。ABSやナイロンなど強度に優れた豊富な材料を使用することができ、大型のパーツ製作におすすめです。また、小ロット生産にも対応可能です。従来の機種にはなかったボールスクリュー駆動を採用。これにより、製造後のXY軸の位置精度や製造物の強度を向上し、経時変化を軽減させることに成功しました。より高強度、高精度の造形を実現しています。

  • #強度(剛性・耐久性)
  • #精密性
  • #耐熱性
  • #耐薬品
  • #7000万円~
モデル名 製品名製品名
造形方式 FDM方式
積層ピッチ 0.127~0.508mm
造形サイズ 914.4mm x 609.6mm x 914.4mm
対応素材 PC-ABS、PC-ISO、PC、FDM Nylon 6、FDM Nylon 12、Antero 800NA、Antero 840CN03、
PPSF、ULTEM™ 9085、 ULTEM™ 1010、FDM Nylon 12CF、ST-130
本体寸法 2772mm x 1683mm x 2027mm
重量 2869kg
販売会社 Stratasys社
所在地:(日本本社)東京都中央区新川2-26-3 住友不動産茅場町ビル3F

Stratasys F900について
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3Dプリンターイメージ
500万円未満の高性能な3Dプリンター特集をチェック
       
3Dプリンターイメージ
           

近年の製造品の精緻化に伴い、500万円未満であっても、ハイエンドモデルに匹敵するような性能を備えたミドルクラスの3Dプリンターが、続々登場しています。
ここでは、500万円未満でありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。

       

【特集】
導入前に試せる!
3Dプリンターの
レンタルサービス
※展示会情報あり

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SPECIAL

500万円未満の
高性能な業務用3Dプリンター特集

近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。

ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細高強度短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。

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製品名 積層ピッチ 最大造形サイズ
(W×D×H)
造形方式 材料などの特徴
アジリスタ
[キーエンス]

アジリスタ[キーエンス]の製品

引用元:キーエンス公式HP
https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/

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0.015mm~ 297mm×210mm×200mm インクジェット方式

アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。

使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。

樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。

Mark Two
[Markforged]

Mark Twoの製品画像

引用元:Markforged公式HP:
https://markforged.com/jp/3d-printers

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0.1mm~0.2mm 350mm×132mmx154mm 熱溶解積層方式+
連続フィラメント方式

Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。

これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。

これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。

G-ZERO
[グーデンベルグ]

G-ZEROの製品

引用元:PR TIMES公式HP:GUTENBERG社製 プロフェッショナル3Dプリンター G-ZEROの販売開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000057289.html

公式HPで
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0.05〜0.250mm 250mmx210mmx200mm 熱溶解積層方式

G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます

短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。

高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。

■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。