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このページでは、新東Vセラックス株式会社の3Dプリンター「CERAMAKER C900」について紹介します。CERAMAKER C900の特徴や推奨される製造タイプ、製品スペックなどをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
CERAMAKER C900には新東Vセラックス株式会社独自のテクノロジーを採用しており、高精度かつ高強度の造形を実現しています。
造形方式は液槽光重合法(光造形法)であり、ペースト材は光硬化性樹脂のバインダーにセラミック粉末を高密度で充填した3DMIX。3DMIXを紫外線レーザーで硬化させ、脱脂・焼結を経て強度・密度ともに優れた成形品が完成します。
なお、CERAMAKERは精度や強度に優れた製品の造形を得意としていることから、航空宇宙分野や生体医療分野など、厳しい仕様が要求される製品の造形が可能です。
造形に用いるペースト材であるセラミックスは、ジルコニア・アルミナ・ハイドロキシアパタイト・窒化ケイ素・窒化アルミ・コーデイェライト・アルミナ強化ジルコニアの7種類。それぞれ特性が異なり、化学安定性や生体親和性、硬度などに特徴があります。また新東Vセラックス株式会社ではセラミックス調合サービスを行っており、造形したい製品の特徴や顧客ニーズに合ったペースト材を調合してくれます。
一般的な3Dプリントでは、サポート材の除去時に加工が必要になる・除去の痕が残ってしまうという問題があります。そこでCERAMAKER C900では、成形品サポート材フリー機構を採用。サポート痕を残さずに成形できるため、高精度の部品をつくりあげることができます。
複雑形状の小さいパーツや中空品製造を得意としているほか、最大250mmまでの大型部品製造も可能としているCERAMAKER C900。航空宇宙分野や生体医療分野、半導体・液晶分野、自動車分野などの分野で活用でき、デザイン確認や設計・機能評価、固定治具、組み立て治具、型、製品製造(中空構造、複雑形状etc)などさまざまな用途があります。
CERAMAKER C900の導入実績例について紹介します。
エアダクトやタービン部品など、複雑な形状が求められる航空機部品を造形。量産にも対応でき、材料ロスが少ないためコスト削減にもつながります。
生体親和性を持つセラミックを採用し、複雑な形状の医療用製品を高精度かつ絶縁性を確保して造形。インプラント人工骨や関節、研修用各種臓器などに活用されています。
会社名 | 新東Vセラックス株式会社 |
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所在地 | 愛知県豊川市穂ノ原3丁目1番 |