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レンタルやリースはどうなのか

500万円未満の高性能な業務用3Dプリンター特集

3Dプリンターの価格は購入を決めるには覚悟がいる価格です。まずは試しに使ってみたいと思っていたり、可能ならリース契約で月々の支払いを抑えたいと思ったりしていないでしょうか。このページで3Dプリンターのレンタルとリースについて解説していきます。

3Dプリンターはレンタルやリース契約ができるのか

結論から言えば、2Dのコピー機同様に3Dプリンターもレンタルやリースが可能です。レンタルやリースであれば、購入資金を借り入れして購入するよりも経済的、精神的に負担とならないでしょう。まずはレンタルとリースの違いについて解説します。

そもそもレンタルとリースの違いは?

レンタルサービスとリースサービスはどちらも製品を一定期間借りるサービスであることに違いはありません。しかし、その内容は大きく違ってきます。レンタルはレンタル事業者が所有している製品を貸し出す契約形態です。リースの場合は、リース事業者が利用者に代わり製品を購入して貸し出す契約形態となります。このときの製品の所有権は、レンタルだと貸した側、リースなら借りた側です。この所有権をどちらが握るかによってメンテナンス(保守・修理)の義務がどちらにあるか変わってきます。メンテナンスの義務は所有権を持つ方が行う必要があるのです。そのためレンタルなら貸した側、リースなら借りた側がメンテナンス義務を負います。

レンタルとリースそれぞれにメリットがあるので、どのように使うかを考えて決める必要があると言えるでしょう。

レンタルのメリット

3Dプリンターをレンタルするメリットは、短期間での利用ができることです。新商品の開発をするためだけに短い期間導入したり、繁忙期だけ導入したりする方法がとれます。またレンタルで用意される機種は、最近販売開始された機種がラインナップされています。機種が時代遅れになってしまうことがないのもメリットでしょう。導入済みの3Dプリンターと性能比較をしたり、買い替えるためにお試しで利用したりするのはレンタル契約が適しています。

リースのメリット

リース契約のメリットは購入と比べて初期費用が少なく済むことです。またリース期間満了時に更新をすることによって、機械設備の陳腐化を軽減することが可能です。さらに固定資産税として形状する必要がないため、管理事務負担が軽くなります。他にも社内部署ごとの利用率に応じたリース費用按分によって、単体部署の予算だけを圧迫することがないのもメリットになるでしょう。

レンタル・リースの注意点

大型プリンターの場合はさまざまな準備が必要

小型プリンターであれば設置場所の検討などをするだけで対応可能なことが多いものの、大型プリンターの場合は電源の確保や設置できる床、搬入経路の確認などの事前準備が必要です。そのため、大型プリンターをレンタルやリースで申し込む場合はその大型プリンターを設置できる環境が整っているかあらかじめ確認しておきましょう。

レンタル時の故障などについても事前に確認を!

レンタル中の故障や不具合が起きたとき、レンタル会社がどんな対応をしてくれるのか確認しておきましょう。また、レンタル中の機器の取り扱いについての注意点も聞いておくべきです。

リースは購入よりも総支払額が割高になることを覚えておく

リースをする場合、手数料や保険料、金利や固定資産税などさまざまな費用がかかります。リースで最終的に支払う額は購入するよりも割高になるため、購入も検討している場合はメリット・デメリットをしっかり理解しておくことをおすすめします。

リース契約では中途解約ができない

リース契約の場合、契約期間中の解約ができません。どうしても解約したい…という場合は残りのリース料を一括で支払って清算する必要があります。

リース終了後は物件の返却か再リースするかを決めなければならない

リース終了後は、「最新機器のリース契約をする」か「物件を返却し、リースを契約終了させる」か「再リースを申し込む」のいずれかの選択をすることになります。そのため、リース終了時にどうするかをあらかじめ検討しておくと良いでしょう。

導入方法の比較

レンタルとリースそれぞれのメリットをいくつか挙げましたが、レンタルとリースでどの部分が違ってくるのか比較してみたいと思います。まずは契約期間、購入であれば償却期間です。購入とリースの場合では一般的に5年程度になると思います。一方でレンタルは最短で1ヶ月単位での契約が可能です。レンタルなら短期間での契約ができるため機種が陳腐化してしまうことはないでしょう。また保守費用などの維持費はリースや購入の場合は使用者負担ですが、レンタルならばレンタル会社(貸す側)が負担してくれます。そのため毎月の費用が一定に収りやすいのもレンタルの特徴と言えます。

レンタル価格感やレンタルの方法

3Dプリンターのレンタル価格は機種により異なり、ミドルクラスの製品であれば1か月あたり10万円前後でレンタルが可能ですが、ハイエンドモデルだと1か月あたり40万円程するものもあります。
※参照元:丸紅情報システムズ(https://www.marubeni-sys.com/3dprinter/service/rental/rental_polyjet/)

機種によって価格は異なるため、どのような目的で使用するか相談して借りるのが無難です。丸紅情報システムズが提供する3Dレンタルサービスだと保守サポート付きのレンタルプランで3ヶ月15万円(税不明)からのDesktopシリーズがあります。またミドルクラスになるとConnex3シリーズだと2年で60万円(税不明)となっています。他にはDMM.makeが2週間で37,000円(税不明)、1ヶ月61,000円(税不明)というプランを提供しています。

レンタルサービスの大まかな流れ

3Dプリンターをレンタルする際の流れはレンタル会社によって多少異なります。ここでは、レンタルサービスの大まかな流れについて紹介します。

これがリースとなると、3Dプリンター取り扱い企業に別途見積もりの必要が出てきます。リースパターンは2種類あり、ファイナンスリースとオペレーティングリースにするかで価格が違うのです。ファイナンスリースとは、製品価格に損害保険料や固定資産税などの諸経費を含みます。オペレーティングリースはリース期間終了時の3Dプリンター本体の価値を出して差し引いた分を分割して払う形式です。ファイナンスリースは製品を分割払いして購入する形に近く、途中解約ができないか全額支払うことによる解約を認めることが多くなっています。一方でオペレーティングリースは途中解約が可能です。それでも残りの支払いを一括で払う必要がある場合もあるので、契約時に確認すると良いでしょう。

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3D出力サービス

自社内に3Dプリンターを導入するときに、3Dプリンター出力サービスも合わせて検討することをオススメします。データを3D出力サービスを提供している企業へ送り、造形物を作ってもらうのです。例えばリコーの3Dプリンター出力サービスなら専任技術者がサポートをしてくれます。用途や予算に合わせた造形方式と材料を提案してくれるので、今まで3Dプリンターを利用した前例のない企業にオススメです。

またさまざまな素材に対応した3Dプリンターを所有しているため、多くのニーズに対応してくれます。またCADに精通した担当者も在籍しているためデータに不具合があった場合には、造形前に確認をしてくれるので失敗する可能性も減らせます。3Dプリンターの導入が初めてならば、3D出力サービスでどのような造形物ができあがるか試してみてはいかがでしょうか。

3Dプリンターイメージ
500万円未満の高性能な3Dプリンター特集をチェック
       
3Dプリンターイメージ
           

近年の製造品の精緻化に伴い、500万円未満であっても、ハイエンドモデルに匹敵するような性能を備えたミドルクラスの3Dプリンターが、続々登場しています。
ここでは、500万円未満でありながら、高精細、高強度、短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。

       

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SPECIAL

500万円未満の
高性能な業務用3Dプリンター特集

近年、製造品の多様化に伴い、3Dプリンターに求められる機能性においても、性能が重視されることがポイントとなってきています。

ここでは、500万円未満のミドルクラスでありながら、高精細高強度短納期で造形できる3Dプリンターをそれぞれ紹介します。各製品の特徴に加えてショールーム情報もまとめました。

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製品名 積層ピッチ 最大造形サイズ
(W×D×H)
造形方式 材料などの特徴
アジリスタ
[キーエンス]

アジリスタ[キーエンス]の製品

引用元:キーエンス公式HP
https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/

公式HPで
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0.015mm~ 297mm×210mm×200mm インクジェット方式

アジリスタは、国産の3Dプリンターでは数少ないインクジェット方式を採用し、積層ピッチ0.015mmの高精細造形を実現。水溶性のサポート材の為、細部までしっかりと造形でき、部品の組付けまでできる精度を誇ります。

使用可能な材料はUV硬化アクリル樹脂とシリコーンゴム。

樹脂はアクリルに少量のウレタンを配合し、靭性を持たせているため、ネジを締めても割れないことが特徴です。

Mark Two
[Markforged]

Mark Twoの製品画像

引用元:Markforged公式HP:
https://markforged.com/jp/3d-printers

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0.1mm~0.2mm 350mm×132mmx154mm 熱溶解積層方式+
連続フィラメント方式

Mark Twoは、Markforged独自のカーボンファイバー連続繊維を使用できる方式が採用されています。

これは、造形物の内部にカーボンファイバーで骨組みを組成しながら形作っていく方式です。

これにより、高強度の造形が可能になり、製造工程で使う治具や工具、より強度が求められる部品の製造を行うことができます。

G-ZERO
[グーデンベルグ]

G-ZEROの製品

引用元:PR TIMES公式HP:GUTENBERG社製 プロフェッショナル3Dプリンター G-ZEROの販売開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000057289.html

公式HPで
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0.05〜0.250mm 250mmx210mmx200mm 熱溶解積層方式

G-ZEROは、最大500mm/sというスピーディな造形ができます

短時間で造形が可能になり、生産性が向上します。

高速で動くヘッドの振動を抑える技術も搭載し、ハイスピードながら安定感のある造形ができます。

■選定条件
アジリスタ[キーエンス]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高精細」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、インクジェット方式を採用し、積層ピッチが最小の製品として選出
Mark Two[Markforged]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 強度」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、カーボン素材を使用できるもので、唯一、熱溶解積層方式+連続フィラメント方式を採用している製品として選出
G-ZERO[グーテンベルク]……2023年7月19日、Googleで「3Dプリンター 高速」と検索して表示された50万円以上500万円未満の製品のうち、造形速度が最速の製品として選出しました。