Formシリーズ[Formlabs]

Formlabs社から販売されている3Dプリンター、Formシリーズについて調べました。機能性やおすすめモデルを紹介します。

Formシリーズ画像

引用元:BRULE公式サイト
<http://www.brule.co.jp/3d-printers/form2.shtml>

モデル特徴

シンプルな操作で高品質な出力が可能な3Dプリンター

Formは現在1と2が販売されているシリーズです。Formシリーズはプリント開始に必要なものが全てパッケージに含まれた“コンプリートパッケージ“での販売なので、簡単なセットアップ後はすぐにプリントができます。USBをつなげてデータを送りボタンを押すだけというシンプルな操作性や、スタイリッシュなデザインも人気です。50万円前後で購入できる手頃な価格帯も話題を呼んでいます。

機能性がアップした最新モデル「Form2」

最新モデルのForm2は従来と比べてレーザー出力が2倍になり、スポット径も小さくなりました。さらに本体にはフルカラーのタッチパネルディスプレイを搭載し、スマートフォンからプリント管理することも可能になっています。ほかにもデスクトップ性3Dプリンターで起こしやすいエラーを回避するための自動充填機能、スライドピール、温水タンク、樹脂ワイパーなどを追加。Form1を大幅に上回る機能性となっているため、Form2はまさにFormシリーズの完成形と言えます。

使いやすさのためのデザイン

スライドピールメカニズム

Form2の使いやすさを上げる機能の一つが、スライドピールメカニズムです。スライドピールメカニズムは、造形物をプリントヘッドから安定して剥がすことを可能にします。大きなパーツをプリントする際にも、横にスライドして少ない力で負担をかけることなくタンクから持ち上げられ、タンクの消耗も防ぐことができるのです。

レジンワイパー

Formシリーズでは、プリントの材料として「レジン」という紫外線硬化性樹脂を使用しています。紫外線硬化性樹脂は、紫外線を照射することで硬化するという特性を持っています。高熱を必要とせず短時間で固めることができるので、造形物のプリントに最適です。

このレジンの特性を考えて搭載されているのが、レジンワイパーです。加熱することで柔らかくなるレジンの特性を利用し、左右に移動するワイパーで、プリントヘッドのレジンを常に一定の粘度で保っています。この際に、造形面の微粒子を除去するという役割も果たしているので、レジンのムラをなくし、プリントの品質を維持することができるのです。

ヒートタンク

ヒートタンクは、上記のレジンの温度をプリントに最適の温度に保つ役割を果たしています。プリントに使用するレジンの最適温度は、約35度です。これより低すぎたり高すぎる場合、上手く形を造れなかったり固まりにくくなったりと、品質にも影響してしまいます。ヒートタンクは、レジンを自動的に35度まで加熱し、そのまま維持することができるので、常に最適な環境でプリントを行うことが可能なのです。

レジンシステムの自動化

残量検知

Form2において特筆すべきは、レジンシステムが自動化されていることです。残量検知システムは、静電容量を利用してレジンの残量を検知し、不足している場合は自動的にカートリッジから補充してくれます。この機能により、造形途中にレジンがなくなりプリントできなくなる、という失敗を防ぐことができます。

カートリッジIDチップ

Form2のレジンタンクには、専用のICチップが搭載されています。カートリッジに取り付けられている専用のICチップによって、レジンの残量や種類などをすべて管理することが可能です。WEB上でも確認することができるため、外出先から残量を把握して発注する、ということもできるようになっています。

オープンモード

Form2には、自動化されたレジンシステムを無効にできる「オープンモード」も搭載されています。これにより、専用レジン以外の材料を自分で管理することができ、既に使っていたレジンを無駄にすることがありません。

Form2の機能は、専用レジンを最適な状態で使用するためのものとなっているため、それ以外のレジンには適していない場合もあります。オープンモードに設定することで、レジンシステムの機能を解除し、専用レジン以外の材料も手動で使用できるようになっています。

製作に向くタイプ

細かく複雑なデザインも完成度が高い

Formでは製品としても発表できるほどクオリティの高いプリントが完成します。細かく複雑なデザインも最適化されたレジンによって作れるため、プロも認めるほどの高品質な仕上がりです。光造形方式による3Dプリントなので、FDMタイプの3Dプリンターでは難しいパーツの造形も可能。最小0.025mm~の積層ピッチでなめらかな表面が出力できます。

商品スペック

<Form2>

  • 造形サイズ:145×145×175mm
  • 本体寸法:300×280×450mm
  • 重量:13kg
  • 積層ピッチ:0.025~0.2mm
  • 造形方式:光造形

導入実績例

Form2は2015年12月から販売されたモデルで、初年度で日本国内での400台の販売を見込んでいます。Formシリーズが導入されている大手の会社例としては花王株式会社の容器・包装センターです。大型ボトルの作成やボール盤用ワークホルダなどに利用されている実績があります。

販売会社

会社名 BRULÉ
所在地 東京都千代田区外神田5-1-7 森芳第2ビル