BigRep PRO[BigRep]

ドイツのBigRep社が開発・発売の大型3Dプリンター「BigRep PRO」について調べました。モデルの特徴やスペック、どのような現場で向いているのかなどを紹介します。

BigRep PROのキャプチャ画像

引用元:BigRep公式サイト
<https://bigrep.com/>

モデル特徴

造形サイズ1mを超える大型製品も製造可能なモデル

ドイツ・ベルリンに本社を構える産業用機械メーカー・BigRep社が新たに開発した3Dプリンター「BigRep PRO」は、大型製品に対応可能なモデルとなります。

BigRep PROの本体寸法は1950×2430×1790mmと、他の一般的な大型3Dプリンターと同じサイズながら、造形サイズは1mを超える製品にも対応できるのが特徴です。具体的な造形サイズは1005×1005×1005mmを上限としています。

高速・連続稼働も可能

BigRep PROの特徴は大型製品に対応しているだけではありません。高精度・高速加工を連続稼働で実現している点も見逃せないポイント。通常の3Dプリンターは樹脂成型の際に発生する熱によって、精度面やシステム面で連続稼働が難しい状況となります。

一方でBigRep PROの場合は、「連続プリント用大型温度制御スプールチャンバー」と呼ばれる温度制御部品を実装しました。そのうえで、加工は通常のFFF方式と比較して5倍の速度と、高速で進められます。

製作に向くタイプ

1m前後の大型部品を製造する必要がある現場

製作に向くタイプとしては、大型部品の製造が必要な現場です。BigRep PROは、造形サイズ1005mmまで対応可能ですので、工業用製品や治具などの部品を必要としている企業に向いています。

また対応樹脂は、ASA、ABS、ナイロンなど工業用製品に用いられる材料。個人向けアクセサリやフィギュアではなく、あくまで製造業へ向けた3Dプリンターです。オフィスや小規模な建物内への3Dプリンター導入を検討している場合は、別のモデルから検討しましょう。

BigRep PROはさらに高精度加工にも力を入れており、MXTシステム(樹脂の押し出しを行う部品)は、樹脂の供給と吐出し量を状況に合わせてコントロールします。位置制御に必要なCNC制御は、Bosh系列企業が生産しているBosch Rexrothを導入したことで、高精度なだけでなく耐久性も高めているようです。

高速加工を必要とする製造業

BigRep PROの特徴は大型部品に対応しているだけでなく、高速加工と連蔵稼働という点もポイントです。製造業の現場において、3Dプリンターを連続稼働したいと考えている事業者や、FFF方式のモデルで高速加工できるタイプを導入したいと考えている場合に向いています。

高速加工は2つのMXTシステムによって支えられており、従来の3Dプリンター(FFF方式)と比較して約5倍の速度で対応可能です。具体的には、印刷速度600mm/秒というスペックとなります。そのため、工数を短縮しなければならない製造現場で重宝されるモデルでしょう。

高速加工による熱発生時でも温度調整しているので、連続稼働の必要性がある現場でもおすすめです。

商品スペック

<BigRep PRO>

  • 造形サイズ:1005×1005×1005mm
  • 本体寸法:1950×2430×1790mm
  • 重量:約1550kg
  • 積層ピッチ:記載なし
  • 造形方式:FFF(熱溶融積層)方式

導入実績例

BigRep PROの具体的な導入事例は見つかりませんでした。

販売会社

会社名 株式会社イリス
所在地 東京都品川区上大崎3-12-18 イリスビル