使用する素材について

3Dプリンターで使われる素材にはどのようなものがあるのか。良く使われている材料を紹介します。

3Dプリンター材料の画像

引用元:シーフォース公式HP
<http://www.digitalwax.asia/feature/line.html>

3Dプリンターに最適な材料選びとは

3Dプリンターを使って造形物を作るには、その造形物の形状や利用用途、特徴などに最適な材料を選ぶ必要があります。現在3Dプリンターの主流はABS樹脂とPLA樹脂の2種類ですが、3Dプリンターによってはほかにもポリプロピレンやナイロン、石膏などの種類を使うことが可能です。材料はトライ・アンド・エラーを組み替えながら選ぶこともできますが、ある程度の知識をもっていた方が選びやすくなります。出力に最適な材料を選ぶために、まずは3Dプリンターでよく使われる材料を知っておきましょう。

家庭用で使われる材料

ABS樹脂

ABS樹脂は粘着性と強度がある樹脂です。パーソナル3Dプリンターでは最もよく使われている素材で、日用品や雑貨の造形に適しています。やすりもかけやすく塗料による塗装もしやすいため外観部品にも適しています。ただし熱に弱いため大きな形状では作成途中で変形してしまう恐れもあります。

PLA樹脂

PLA樹脂は植物性由来の樹脂のため、出力しても樹脂のにおいがしないのが特徴です。ABS樹脂よりも低い温度で溶けるため、冷えることによる歪みや変形がありません。ただしPLA樹脂は強固で弾力がないため加工作業が難しく、塗料もうまく馴染まないといった特徴があります。硬く粘り強いため、大型の造形物に適しています。

業務用で使われる材料

PP(ポリプロピレン)ライク

PPライクはエポキシ系の紫外線硬化樹脂です。液体の樹脂に紫外線を照射して硬化させます。光造形法で使われる素材で、高靭性で衝撃性にも優れています。組付け確認やスナップフィットの検証などにも最適です。

ABSライク樹脂

PPライクと同じくエポキシ系の紫外線硬化樹脂です。液体の樹脂に紫外線を照射して硬化させるもので、強度的にはABSよりも劣ります。そのため力が加わるものには適しませんが、外観はABS樹脂のようにキレイな造形物を作ることができます。

ナイロン

ナイロンはPAやポリアミドとも呼ばれています。表面は少しざらつきがありますが、強度や柔軟性、耐熱性にも優れているので実物の試験にも適しています。

ゴムライク

ゴムライク樹脂は光造形法でプリントする時に用いられる素材です。ゴムのように柔らかく曲げることができるのが特徴的で、ゴム製品の試作品として重宝されます。

金属

シルバーやチタンなどの金属はアクセサリーによく利用される素材です。軽量で強度があり耐食性にも優れているチタンは、その特性を活かした部品にも適しています。

石膏パウダー

石膏パウダーは模型やフィギュアの原型によく使われる素材です。粉末石膏造形と用いられる樹脂で、好きな色を付けることができます。ただし強度がないため力が加わるものには適していません。