フィギュア製造販売業

3Dプリンターは、何かを創造するクリエイティブな人たちにとって革新的な技術です。 商品開発の過程で3Dプリンターを導入している企業は数多く存在します。フィギュアも例外ではありません。むしろフィギュア製造販売業の中では、3Dプリンターを導入することは画期的なことと言えます。実際に導入している事例は数多く存在しています。 そこで、フィギュア製造販売業での3Dプリンター活用事例や3Dプリンターの技術革新に関するニュースを紹介していきましょう。

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引用元:大塚商会公式HP
<https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/case/yuhobica.html>

フィギュア製造販売業における3Dプリンターとは

3Dプリンターの技術革新の影響をダイレクトに受けるフィギュア製造業界。いままでは造形物の積層痕の処理や出力後の塗装が必要でしたが、近年、革新的な技術がどんどん登場しています。

フィギュア製造販売業で、3Dプリンターを導入することで、どんなメリットが生まれるのでしょうか。

1.短時間でフィギュアが作れる

造形を手作りで行うと、コストと時間がかかります。ものによっては、年に数体しか作れないものもあります。しかし、3Dプリンターを取り入れることで、短時間で作ることが可能です。しかも、3Dプリンターに細かい数値を設定すれば、細かいところまでこだわりが行き届いた造形物が完成します。短時間で作りたいものが作れるのは魅力的です。特に、フィギュアを作るためには膨大な時間がかかるので、最適と言えるでしょう。

2.プロトタイプを作ることで、イメージが膨らむ

手作りの作業をする人でも、一度プロトタイプとしてイメージに近い物を作ることで、本格的な作業に入る前のイメージトレーニングにもなります。完成した後で、失敗作と捨ててしまうということが少なくなるので、結果的に時間短縮にもつながります。 このように、導入するメリットはありますがこれだけではありません。ここからは、実際導入したことで、どんなメリットが生まれたのか。どのように仕事が改善されたのか。という点に注目をしながら、フィギュア製作者向けの3Dプリンターニュースや3Dプリンターの導入事例を紹介していきましょう。是非参考にしてください。

フィギュア製造販売業者必見の3Dプリンターニュース

フルカラー出力の3Dプリンターが登場

大手メーカーから小さなフィギュアなど、着色された状態で出力される3Dプリンターが登場。いままでの3Dプリンターは、出力後にひとつひとつ手で塗装しなければいけませんでした。それが、今回の3Dプリンターが登場したことで不要になるかもしれないのです。

このようなフルカラーの3Dプリンターを導入することで、どのような改善が見られたのでしょうか。

1.イメージに限りなく近いカラーリングが出来る

従来のフィギュアのカラーリングは、完成間近でイメージしていたものと全く違う色合いになってしまうことが多々ありました。最終品と異なるため開発段階で路線変更をしなければならなくなってしまったたり、場合によってはモデルの色合いを再検討することもありました。しかし、3Dプリンターを導入することで、その問題を解消する期待が出来ます。完全に100%再現することは機械なので、難しいと言えますが、従来の製造過程よりも短縮してカラーリングの工程を進めることができます。

2.デザインの幅が広がる

フィギュア製造をする上で作られるプロトタイプは、こだわればこだわるほど、コストがどうしてもかかってしまいます。例えば、カラーバリエーションを今までは6、7種類しか作っていなかったところ、10種類以上を作ることが可能になります。色のプロトタイプが広がれば、フィギュアのカラーバリエーションも広がるため、デザインにも新しいものが生まれます。特に、建物を作るにあたっては、今までコストがかかってきたものも簡単に作る事ができるのです。

3.試作にかかるコストを削減する

フィギュアを製造する上で大切なのは、プロトタイプの制作です。大量生産が求められる大手メーカーでは、プロトタイプをこのような3Dプリンターで作れるのであれば、コストがかからず高品質なものを作り出す事ができます。もちろん、プロトタイプなので商品にはなりませんが、質感を含め本物に近いものを作ることが可能なので、手軽に製造出来るという点では、大幅なコストダウンに成功したと言えます。しかし、積層ピッチは0.1~0.3mm。そのため、色が合わさる部分は少しぼやけて見えます。出来栄えとしては及第点と言えますが、まだ、プロのフィギュア造形師のような仕上がりとはいかないようです。3Dプリンターは、まだまだ発展途上のテクノロジーなので、このようなデメリットがあるということも知っておく必要があります。

早稲田大学が造形物の表面をなめらかにする技術を開発

早稲田大学の研究グループが、3Dプリンティング造形物の表面をなめらかにする「3次元科学溶解仕上げ機構」を開発したことを発表。あわせて、表面がなめらかになると造形物の光の反射が増加することに着目して、造形物を画像化し、明度によって仕上げの進行具合を評価する方法が考案されました。

今回、同大学研究グループが開発した手法を使えば、いままで行っていた積層痕の研磨や痕を消すための塗装などの手間がいらなくなります。

フィギュアをスキャンしてVR化できる3Dスキャナが登場

VRに対応している3Dスキャナ「ポンタスキャナデスクトップ」が登場。高精度3Dスキャンでフィギュアを読み込むことで、データを最適化し、VRにエクスポートすることができます。出力ファイルの形式はOBJとSTLをサポート。スキャン可能な大きさはh30×W20cm程度と制限はあるが、スキャナ本体・ターンテーブル・三脚・キャリブレーションテーブルのセットが4万5,000円と考えると十分にお得と言えるでしょう。

教育機関での、3Dプリンター×VRものづくり

VRと3Dプリンターの事例はこれだけではありません。中央大学理工学部の情報工学科では、3DプリンターとVR技術を活用したものづくりに注目をしている。「仮想世界と現実を行き来することで、新しい仕組みやシステムを開発できないか?」と模索をしているのが、3次元工房である。ここででは、VR内で作ったものを、実際に3Dプリンターで具現化するというもので、大手家電量販店が取り入れている。この技術が確かなものになれば、VR空間を利用してクリエイティブなことが可能なので、よりリアルなフィギュアを作ることが可能です。例えば、そのシチュエーションに合う設定をVRで作り出し、リアルなポージングをするフィギュアを作るといった形です。近い将来、この技術が取り入れられるかもしれません。

導入事例

オーダーメイドのペットフィギュアを作製

北海道にあるフィギュア製造会社での活用事例です。設計コンサルタント会社である親会社の3Dデザインノウハウを活かし、オーダーメイドのペットフィギュア作製を行っています。このサービスでは、大好きな愛犬の写真1枚あれば、作ってもらうことが可能です。その写真のペットを製造するだけではなく、この子のこういうポーズで作ってほしいという要望があれば、そのように忠実に再現させることが可能なのです。写真では見えない部分も表現してくれるので、愛犬をフィギュアにしたいという人にとっては、たまらないサービスです。起業に導入したフルカラー3Dプリンターは、フィギュア作製だけでなく、土木・建設関連の立体造形物出力サービスにも活用。人々の心を癒すべくオーダーメイドペットフィギュアの販売に力を入れています。

3DフィギュアとITを融合したサービスを展開

3DフィギュアとITを融合した、まち・ひと・おみせをつなぐサービスの提供を開始しました。3Dプリンターで作成された店員のフィギュアには、スマートフォンに情報を送信する「iBeacom」を内蔵。そこから、お店の来店者のスマートフォンへクーポン情報と店舗周辺の街に関する情報配信サービスの提供を開始しています。来店者は、来店者はiphoneを持ってフィギュアに近づくだけでOK。情報を受け取った方が店頭でのショッピングだけでなく、周辺で楽しい時間を過ごしてもらうことで、街そのものを好きになっていただけます。

ドールハウスや着せ替え人形の開発で活躍

技術室のマネージャーは、「世界観をどのように表現するかが試作段階にかかっている」と語ります。ドールハウスや着せ替え人形の開発では、特にデザインや製品の精度が要求されるのです。商品化される前に納得がいくまで、実際の動きや遊び感、視覚的な要素やフィギュアを置いた時の色合いやバランスなどを何度も検証。そのため、実物を見ないとわからない部分が多くあったのです。

高精度フルカラー3Dプリンターを導入してから、試作段階でキャラクターや建物といったモデルを一度に複数種類を出力することができるようになりました。納得がいくまで色の再現やデザインを確認することができるので、高品質で素早い製品開発につなげられます。

3Dプリンター、釣り業界でも導入広がる

実は、釣り業界にも、フィギュアと通じるものがあります。それが、ルアーです。ルアーは、魚が餌と思い込ませるように、形、動き、匂いで勘違いさせるものです。本物の魚とそっくりに作らなくてはいけません。これは、フィギュア製造に近い技術が求められます。ルアーを作る過程で、何度も試作品を作り、それを水槽に入れて泳がせることで問題なければ、製品化するという気の遠くなるような作業が求められます。そのため、1つのルアーを作るまでに膨大な時間がかかってしまうことがあります。

しかし、3Dプリンターを導入することで、試作品を製造する時間が大幅に短縮することが可能になりました。水槽に入れて泳がせる試作品までを、3Dプリンターに任せて、その後削る作業をすれば良いので、今までよりも効率の良いルアーを作ることが可能です。

3Dフィギュアが誰でも製造可能!新しい形のサービス

3Dフィギュアの弱点と言えば、精巧なものを作るプリンターになればなるほど高額なものになってしまうという点です。発展途上の技術のため、安くて高品質なものが作れる3Dプリンターを買うということは、先の話でしょう。

しかし、渋谷に画期的なサービスを提供してくれるお店が登場しました。

それが、doob-3d 渋谷店です。ここでは、その場で撮影したものを、スキャンして3Dプリンターでフィギュアにするというサービスです。家族の記念写真ならぬ、記念フィギュアも可能なのです。それだけではありません。人だけでなく、物や動物食べ物までも製造可能です。3Dプリンターに手を出せなかったクリエイターの人でも、プロトタイプの制作として作ることも可能です。10cmサイズのフィギュアであれば、9800円(税抜)で作る事ができるので、機械を買えない人が試しにやってみるのも良いでしょう。もちろん、ここ最近は個人向けの3D プリンターも登場しているので、そっちを購入しても良いですが、買った後に納得いくものを作れないと落胆してしまうケースもあるので、このようなサービスで代用するのも良いでしょう。

また、3Dプリンターを自由に使える場所は、ここだけではありません。渋谷には、FabcCafeでは、レーザーカッターや3Dプリンター、3Dスキャナーを自由に使えるカフェも登場しているので、フリーランスのクリエイターの人はこのようなサービスを積極的に使うのも良いです。ただし、人気のお店なので、お早めの予約が必要です。

まとめ

以上のように、フィギュアの製造現場では次々と新しい導入方法/サービスが提供されています。ますます3Dプリンターを取り入れた造形物や、3Dプリンターだからこそ出来るフィギュアが登場していくので、これからも、注目をしていきたいですよね。