HOME » CHECK!3Dプリンターの選び方ガイド » CHECK03.どの造形方式でプリントするのか

CHECK03.どの造形方式でプリントするのか

光造形やインクジェットなど、3Dプリンターの造形方式の種類について調べました。

3Dプリンター造形方式の画像

引用元:シーフォース公式HP
<http://www.digitalwax.asia/feature/line.html>

さまざまな造形方式から最適なものを選ぶ

3Dプリンターは、専用の材料を積層して、自由にものを造りだす装置です。

例えるならソフトクリームの作り方が近いでしょうか。ノズルから出てくるアイスクリームを、ぐるぐる重ねて立体物を形作っていきますよね。このように層状に材料を重ねて造形物を造りだす原理はどの3Dプリンターも同じですが、どのように積層するかという積層方式には、いくつかの種類があります。3Dプリンターのモデルによっても、採用されている方式が異なります。

3Dプリンターの造形方式の種類~光造形・インクジェットほか~

現在の3Dプリンターで使われている方式は、主に以下の4種類です。

  • 光造形…紫外線を照射し硬化させる、光硬化性樹脂を使うタイプ。
  • インクジェット…液状の紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することで硬化させ積層するタイプ。
  • 粉末焼結…粉末状の材料にレーザー光線を照射することで焼結させるタイプ。
  • 熱溶解積層…ABS樹脂やPLA樹脂など熱に溶ける樹脂を少しずつ積み上げていくタイプ。

どれを選んでも立体的な造形物を出力できますが、それぞれの積層方式は特徴が異なるためクオリティや出力後のメンテナンスに差がつきます。

目的に応じた積層方式を選ぶ

例えば大切なプレゼンテ―ションでの使用やデザインを精密に確認したいというなら、複雑な形状にも対応できる光造形が向いています。また、金属や樹脂などさまざまな材料を扱いたいなら、粉末焼結を選ぶのがおすすめ。このように、目的に応じた積層方式の3Dプリンターを選ぶ必要があります。

ちなみに、現在低価格で購入ができる3Dプリンターの多くは熱溶解積層方式です。熱溶解積層は2009年に特許期限が切れたことにより価格破壊が起こったため、数年前には数百万円した3Dプリンターが今は10万円程度から購入できるようになりました。精度や表面の仕上がりは他の方式より比較的粗いですが、コンパクトなサイズや低価格、材料もカラフルなものが選べるなどメリットも多くあります。

「とにかく精度を重視している」「さまざまな材料を作りたい」「耐久性のある造形物を作りたい」「速いスピードで作りたい」など、要望に合った特徴を持つ3Dプリンターを選びましょう。